令和3年第4回
定例会┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃ ┃┃ 令和3年第4回
宜野座村議会定例会会議録 ┃┃ ┃┠──────────┬─────────────────────────────────────┨┃ 招 集 年 月 日
│ 令 和 3 年 3 月 9 日 ┃┠──────────┼─────────────────────────────────────┨┃ 招 集 場 所 │ 宜 野 座 村 議 会 議 事 堂 ┃┠──────────┼───┬──────────────────┬───┬──────────┨┃ 開 ・ 散 の 日 時 │開 議│ 令和3年3月11日 午前10時00分 │議 長│ 石 川 幹 也
┃┃ ├───┼──────────────────┼───┼──────────┨┃ 及 び 宣 言 │散 会│ 令和3年3月11日 午後3時36分 │議 長│ 石 川 幹 也 ┃┠──────────┼───┼──────────┬───┬───┼───┴──────┬───┨┃ 応(不応)招議員 │議 席│ 氏 名 │出 席│議 席│ 氏 名 │出
席┃┃ │番 号│ │の 別│番
号│ │の 別
┃┃ ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃ 並びに出・欠席議員 │ 1 │ 仲 間 信 之 │ ○ │ 9 │ 當 眞 嗣 則
│ ○ ┃┃ ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───
┨┃ │ 2 │ 津嘉山 朝 政 │ ○ │ 10 │ 伊 芸 朝 健
│ ○ ┃┃ ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃出 席 12 名 │ 3 │ 新 里 文 彦 │ ○ │ 11 │ 小 渡 久 和
│ ○ ┃┃ ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃欠 席 0 名 │ 5 │ 照 屋 忠 利 │ ○ │ 12 │ 当 真 嗣 信
│ ○ ┃┃ ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃ 凡 例 │ 6 │ 眞栄田 絵 麻 │ ○ │ 13 │ 石 川 幹 也
│ ○ ┃┃○ 出 席 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───
┨┃△ 欠 席 │ 7 │ 平 田 嗣 義 │ ○ │ │ │ ┃┃× 不 応 招 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△(公)
公務欠席 │ 8 │ 山 内 昌 慶 │ ○ │ │ │ ┃┠──────────┼───┼──────────┴───┼───┼──────────┴───
┨┃ │ 2 │ 津嘉山 朝 政
│ │ ┃┃会 議 録 署 名 議 員├───┼──────────────┼───┼──────────────
┨┃ │ 3 │ 新 里 文 彦 │ │ ┃┠──────────┼───┴───┬──────────┴───┴──────────────┨┃ 職務のために出席 │事 務 局 長│ 北 城 暁
┃┃ ├───────┼─────────────────────────────┨┃ した者の
職氏名 │主 任│ 松 田 聖 希 ┃┠──────────┼───────┼──────────┬───────┬──────────
┨┃ │村 長│ 當 眞 淳
│村民生活課長 │ 石 山 学
┃┃ ├───────┼──────────┼───────┼──────────
┨┃ │副 村 長│ 山 城 智
│健康福祉課長 │ 平 田 義 史
┃┃ ├───────┼──────────┼───────┼──────────
┨┃地方自治法第121条 │教 育 長│ 新 里 隆 博 │健 康 福 祉 課│ 野 辺 あやの
┃┃ │ │ │参 事│ ┃┃ ├───────┼──────────┼───────┼──────────
┨┃ │会 計 管 理 者│ 当 真 涼 子 │農 業 委 員 会│ 山 内 慶 一 ┃┃により説明のため
│ │ │事 務 局 長
│ ┃┃ ├───────┼──────────┼───────┼──────────
┨┃ │総 務 課 長│ 下 里 哲 之
│産業振興課長 │ 石 川 岩 夫
┃┃ ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃出席した者の職氏名 │企 画 課 長│ 比 嘉 昭 彦 │建 設 課 長│ 河 上 正 秀
┃┃ ├───────┼──────────┼───────┼──────────
┨┃ │観光商工課長 │ 金 武 哲 也
│上下水道課長 │ 仲 間 盛 雄
┃┃ ├───────┼──────────┼───────┼──────────
┨┃ │観 光 商 工 課│ 島 袋 光 樹 │教 育 課 長│ 當 眞 修
┃┃ │参 事│ │ │ ┃┠──────────┼───────┴──────────┴───────┴──────────┨┃会 議 の 経 過 │別 紙 の と お り
┃┗━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 令和3年第4回
宜野座村議会定例会議事日程(第3号) 令和3年3月11日 開 議 午前10時
┏━━━━┯━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃日程番号│ 議 案 番 号 │ 件 名 ┃┠────┼────────┼─────────────────────────────────┨┃ 1
│ │一般質問(伊芸朝健・新里文彦・眞栄田絵麻)
┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┃ │ │ ┃┗━━━━┷━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
○議長(石川幹也) これから本日の会議を開きます。(10時00分)
△日程第1.一般質問を行います。 一般質問は会議規則及び
申し合わせ事項により、答弁を含めないで30分以内とします。なお、1回目の質問及び答弁は登壇して行い、2回目以降の質問は質問席で、答弁は自席にて行うこととします。 通告順により順次発言を許します。
伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) おはようございます。議長の許可を得ましたので、先に通告いたしました質問を行っていきたいと思っております。 まず初めに、
放課後児童健全育成事業について。学童保育(
放課後児童クラブ)の必要性や役割、子供たちはどのように過ごしているのか。支援員・指導員の役割や仕事の内容、各クラブの運営等がどのようにされているのかについて問われている中、事業の実施状況について伺います。(1)条例等、基準と運営指針について。(2)組織体制は。(3)村の役割と責任について。(4)事故発生時の対応は。(5)国、村の交付金・補助金・委託料について伺いたいと思います。 次、2番目に農地で営農型太陽光の取組について。近年、営農型太陽光の事業を実施するに当たって、設備の設置についてどのような条件や農地法との関わりがあるのか伺います。(1)農地で本事業に取り組む際、どのような条件、あるいは農地法の許可が必要か。(2)活用できる支援と融資は。(3)売電は。(4)農産物の制限は。それらについて伺いたいと思います。 次に、施政方針についてお伺いしたいと思います。子供たちの笑顔あふれる村づくりの中で、
特定防衛施設整備調整交付金事業の今後の活用について伺いたいと思います。令和2年度当初予算説明で、漢那赤崎1号線の事業実施は、議会は承認し、年度末において事業が変更したのが、予算執行疑義がありましたので、質問させていただきます。(1)今後の調整交付金の活用。(2)
学校給食費積立金の根拠は。(3)漢那赤崎1号線の全体工事計画と防衛の事務的状況はどうなっているのか。これについて質問をいたします。 以上、よろしくお願いします。
○議長(石川幹也) 當眞村長。
◎村長(當眞淳) それでは
伊芸朝健議員の一般質問にお答えします。 施政方針に対する質問を含めて3点ございますが、2点目につきましては農業委員会ということでございますので、私が1点目を答弁した後、
農業委員会事務局長が答弁し、また3点目の質問を私のほうでという形で進めさせていただきます。 まず1点目の
放課後児童健全育成事業についてでございます。(1)条例等、基準と運営方針についてでございますが、村では国の奨励基準である
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準に基づき、平成26年12月に宜野座村
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例を制定しております。本条例は、児童福祉法第34条の8の2に示された児童の身体的、精神的及び社会的な発達のために必要な水準を確保するものでなければならないというものであり、利用者が明るくて衛生的な環境において素養があり、かつ適切な訓練を受けた職員の支援により、心身ともに健やかに育成されることを保障するための最低基準を定めたものとなっております。主な基準としましては設備の基準、職員配置、開所時間や日数などがございます。本条例と
村放課後児童健全育成事業実施要綱や、国が示している
放課後児童クラブ運営指針に規定されている支援の内容等に係る基本的な事項等を踏まえ、各
放課後児童クラブの実態に応じて創意工夫を図り、
放課後児童クラブ運営を行っております。 (2)組織体制についてでございますが、各クラブへの補助金交付にて運営されております。設置は松田区、宜野座区、惣慶区、漢那区の4区で行われておりまして、区長がクラブ施設長を担っております。クラブの設置主体については、惣慶区は区が運営主体で、松田区、宜野座区、漢那区は
放課後児童クラブ運営委員会が運営主体となっております。各クラブには運営規定が定められており、評議委員会も設置されております。 (3)村の役割としましては、補助金で運営していることから、
放課後児童クラブ巡回職員を配置し、各クラブの運営に関することや、事務会計に関することなどの支援を行っております。 (4)事故発生時の対応については、各クラブにて対応を行い、必要に応じて村へ事故報告書の提出を行います。各クラブでは、児童や職員の傷害保険、
損害賠償責任保険加入を義務づけており、万が一事故が発生した場合に備えるよう指導しております。また各クラブに村が作成した
放課後児童クラブ健全育成事業安全管理マニュアルを配布し、それぞれのクラブの活動内容等を踏まえながら、独自に安全管理、
危機管理マニュアルの作成をお願いしております。 (5)国、村の交付金・補助金・委託料についてでございますが、
子ども子育て支援交付金を活用し、補助率は国、県、村、それぞれ3分の1となっております。 1点目については以上でございます。
○議長(石川幹也)
山内農業委員会事務局長。
◎
農業委員会事務局長(山内慶一) それでは
伊芸朝健議員の一般質問にお答えいたします。 まず1点目の農地で本事業に取り組む際にどのような条件、農地法の許可が必要かについてでございますが、
営農型太陽光発電については農地に支柱を立てて、営農を適切に継続しながら上部空間に
太陽光発電設備を設置することにより、農業と発電を両立する取組でございます。設備の設置については、農地法に基づく一時転用許可が必要となります。一時転用の許可としましては、営農の適切な継続が確実かどうか。農作物の収穫量を地域の同じ年の平均値と比較して、おおむね8割以下にならないように維持することが挙げられます。 2点目の活用できる支援と融資についてでございますが、農林水産省の
農山漁村再生可能エネルギー相談窓口としまして、内閣府
沖縄総合事務局において実施に向けた取組支援を行っております。設備導入支援としましては、
固定価格買取制度や廃熱・未利用熱・営農地等の効率的活用による脱
炭素化推進事業がございます。融資については、
沖縄振興開発金融公庫が支援する
環境エネルギー対策貸付や、
農業経営基盤強化資金がございます。 3点目の農産物の制限についてでございますが、農作物の種類の制限はございません。ただし発電事業を行っている間、営農を適切に継続できる体制が必要となりますので、耕作者がこれまで一度も栽培したことがない農作物の栽培を計画している場合や、地域で栽培されていない農作物の栽培を計画している場合などは、その農作物の知見を有する者による営農指導を受ける体制が整っているかを確認することで、営農が適切に継続できるかどうかを判断していく必要があります。 4点目の売電についてでございますが、一時
転用許可申請書の添付書類といたしまして、電気事業者が接続に同意をする書面及び経済産業大臣の
再生可能エネルギー発電設備の認定通知書の写しが必要となります。売電に関する手続については、経済産業省への申請となります。
○議長(石川幹也) 當眞村長。
◎村長(當眞淳) 3点目の施政方針に対する質問の
特定防衛施設周辺整備調整交付金事業の今後の活用についてお答えします。(2)学校給食費の積立金については教育課の範疇でございますけれども、関連しますので、まとめて私のほうで答弁させていただきます。 今後の調整交付金の活用についてでございますけれども、毎年の予算編成の際に各課に事業要望調査を依頼し、事業計画として要望のあった案件を予算の範囲において優先順位を考慮しながら事業実施を行っております。令和3年度事業については道路事業を4件、設計業務2件、工事2件でございます。上水道事業が1件、これは前原橋配水管布設替工事です。下水道事業1件、これは
松田地区管路設計。防災事業1件、
機能強化基本計画、学校給食事業が1件、これは基金事業となっております。 次に(2)
学校給食費積立金の根拠についてお答えします。9日の補正第13号で御説明した内容について、補足して再度説明いたします。学校給食費の対象となる幼・小・中の児童生徒は、毎年多少の変動がありますが、令和3年度は813名おり、年間2,649万1,520円となります。その予算を年単価とし積立期間を8年、取崩し執行期間を10年として、総事業費2億6,491万5,200円の事業申請をしていく予定でございます。この年単価は、各家庭に請求していた保護者負担分でございまして、そのほか食育等を目的として追加で村が負担しております分が、まかない材料費として年間1,360万2,320円計上しております。 次に(3)漢那赤崎1号線の全体工事計画についてお答えします。事業内容につきましては、お配りしております令和3年度の重点事項調べでも掲載しておりますので、詳細は省略させていただきますが、今回の計画延長については、国道329号ローソン側を起点とし、中山原農地へ上るコンクリート舗装された農道までの延長350メートルの区間となります。令和元年度に実施設計を完了し、令和2年度より工事着手の予定でございましたが、令和2年度は工事着手をせず令和3年度より工事を開始いたします。まず漢那区からの強い要望であります大排水路を横断する橋梁の新設を行い、その後は条件整備が整い次第、順次工事を進めていく予定としております。次に、防衛局への事務的状況ということでございますが、本工事については新たに令和3年度工事として交付申請を行い、認められ次第、工事実施となります。
○議長(石川幹也)
伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) (1)の条例等、基準と運営指針についてでございますけれども、学童保育、
放課後児童クラブは施設も入所児童数も増えつつあります。保護者が就労などにより日中在宅していない家庭にとっては、必要不可欠なものだと思っております。実施主体である村において、学童保育現場によって実施状況が様々であり格差があるのが現状であります。村長より説明がありましたとおり理解はしておりますけれども、国の基準に定めた、それに基づいて本村においても条例、運営指針が制定されていると思っております。学童保育は村が実施主体となり、位置づけされております。そこで実施主体である村は、運営主体でこの条例に基づいて、本事業の運営及び説明について円滑に事業が運営されているか。そして支援員の職員が何名いて、どのような指導をされているのか。そういうものの実施状況を説明していただきたいと思っております。よろしくお願いします。
○議長(石川幹也)
平田健康福祉課長。
◎健康福祉課長(平田義史) 10番
伊芸朝健議員にお答えします。 まず条例等、基準運営方針、国の通達に基づいて村は条例、また実施要綱等を定めて、補助金の交付要綱も定めております。4クラブございますけれども、それぞれ基準に沿って、運営補助金ですので、利用料の部分、一部についてはクラブの中でも違うところはあるんですけれども、しっかりその辺は補助金ですので精査して、村のほうで対応しているところです。また各クラブの指導員の数についても、それぞれ4名から6名の範囲内で配置されております。それでクラブの状況に応じて運営をお願いしているところです。 引き続きお答えします。各クラブへの指導というか、運営の方法なんですけれども、村では健康福祉課内に巡回指導員として専属の職員を配置しております。運営支援、会計支援で毎月巡回させてもらって、その辺の会計の手引や運営の規定に沿った助言、アドバイスを行いながら、適切な運営ができているかということで実施しております。またこのクラブの運営に対して、年に一度保護者や、指導員の皆さんに対してアンケートなども実施して、クラブの運営をどういうふうに行うか、その生の声もアンケートのほうで聞いて、状況把握のほうにも努めているところです。
○議長(石川幹也) 暫時休憩します。 (10時21分) 再開します。 (10時22分)
伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) 担当課のほうから説明がございましたので、理解しております。 そこで2番目の組織体制でございますけれども、条例でいろいろ調べてみますと、評議員だけしかないということでありますので、あえてこの組織体制について質問させていただきます。事業実施要綱に、地域住民で構成する評議員会の設置しかありません。適正な運営を図るために村、区、地域住民代表、保護者、子ども会、学校等で情報交換、より充実した
放課後児童クラブの運営を共有し、また共通理解することが、この組織の体制においていいんじゃないかと思っております。そういう必要性から、全国には学童児童連絡協議会、県においては学童保育連絡協議会、それにおいてより充実した学童保育をつくる力が生まれると語っております。本村行政に対しても、この組織体制について、より情報交換、資料の中で、実施状況を見ますと、4区とも、バランスが取れていなくて、格差が大分あります。そういう状況の中で村に、県、国、一貫性を持つ村の連絡協議会を結成したらどうかと私は考えておりますけれども、当局としてどのように考えているのか、お答え願います。
○議長(石川幹也)
平田健康福祉課長。
◎健康福祉課長(平田義史) 引き続きお答えいたします。 全国には学童保育連絡協議会が、また県においては学童保育連絡協議会等がありますけれども、こちらのほうはクラブが任意で加入するものになっております。村ではなくて、各クラブが任意加入となっております。そういった組織に加入する際には、また負担金等も発生するということで、これは各クラブの中でそういった加入の際の負担がどうなるかというのを各クラブで検討してもらうということになっています。村としましては、評議委員会が各クラブに設置されているのは承知しているところなんですけれども、各施設長の皆さん、区長の皆さんと連絡会議ということで年3回ほど開催させてもらっています。その中では、この適切な連絡協議会に変わるものは、この施設長連絡会議でその目的が十分達せられると考えておりますので、その中で県や国の情報等もいろいろな情報がございますので、そちらの場で各施設長の皆さんに情報を提供して、クラブ運営に適切な会議として、その体制を整えてやっているという認識です。
○議長(石川幹也)
伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) 今、課長の答弁ですね、組織に加入するには負担金が発生すると、この辺は実施主体である村のほうで予算化して、そこを各クラブの統一を図る意味でやったらどうかと思いますが、今負担金の問題でこだわっているのかどうか、説明してください。
○議長(石川幹也) 當眞村長。
◎村長(當眞淳) お答えします。 先ほど課長からも答弁がありましたけれども、負担金については全国的な組織だとか、県の組織については任意での参加ということでありまして、あえてそこに入る必要があるのかどうかというところが、議論になるのかと思っています。村のほうでは、今、各区長が施設長を務めているということもありますので、やはりその中で地域にあった放課後児童の受入れ体制というのを取り組んでもらえるようにやったほうが、逆にいいのかなと思っております。また各区においては、これまで学童クラブが設置される前の取組がそれぞれ異なる状況がございますので、元々公民館に子供たちを日々受け入れていたところと、塾みたいな形でやっていたところというようなことで、それぞれ違いがありますので、やはりそこはなかなか一気に統一というのは難しいところがございます。ですからそれは各区の中で、うまくまたよりいい形に持っていくというのがいいのかなと考えております。ただ共通の課題については、定期的に職員も集まりなどを通して話もしていますので、その中で課題点を見い出していけば、問題解決につながるものだと考えております。
○議長(石川幹也)
伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) 村内で充実した運営をするのも、大変いいのかと思っておりますけれども、やはり県の組織に加入することによって、県内のそういう活動状況、運営状況が、大変意義あるものだと思っております。そういうことからして、やはり県内のそういう状況を知ることによって、組織に加入したほうがいいんじゃないかと思います。どんなでしょう。
○議長(石川幹也) 當眞村長。
◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 県内においては、やはり民間で運営されているところが多くございまして、そういう事業主体と村内に置かれている状況というのは、大きく異なると考えております。ただ先生方も含めて、そこに従事される皆さんのスキルアップ等も含めて必要性はあるだろうと思っていますので、そういったことについては、あえて協議会に入らなくても研修なり、そういう取組はできるかと思いますので、そういう中で現在考えているということでございます。
○議長(石川幹也)
伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) とりあえず前向きに検討していただきたいと思っております。 次に、村の役割と責任についてでございますけれども、学校保育に地域子ども支援事業の一つとして、村が実施主体となると位置づけされていると思います。村には事業を行う責任がありまして、本事業の推進に当たってどのような役割や責任があるのか。現状として説明してもらえませんか。現状はどうなのか。
○議長(石川幹也)
平田健康福祉課長。
◎健康福祉課長(平田義史) 引き続きお答えします。 現状を把握するために、うちの巡回指導員が毎月、またその都度クラブに出向いて指導を行っているところです。また安全管理マニュアル等もありますので、そちらにチェックシート等もございますので、そちらもクラブの中で指導員の先生方といろいろ議論をしながら、適切な運営がされているかということで行っています。実施主体は市町村ですけれども、運営はクラブに委託できるということになっておりますので、その関係上、しっかり点検をしながらやっていますので、そういう体制で村は進めております。
○議長(石川幹也)
伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) まず担当課に、指導員とか支援員とか、そういう補助員がいらっしゃると思うんですけれども、担当課に今役割を果たす巡回指導員は何名いらっしゃいますか。
○議長(石川幹也)
平田健康福祉課長。
◎健康福祉課長(平田義史) 任用職員として1人配置しております。
○議長(石川幹也)
伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) 分かりました。 次に、4番目の事故発生時の対応のことなんですけれども、条例第6条で放課後健全育成事業の非常災害対策としてありますけれども、災害に必要な設備の設置や非常災害に対する具体的な計画を立てて、これに対する普段の注意と訓練と避難及び消火に対する訓練や、災害や事故発生時の訓練が必要とされていることから、実際に条例ではこう定められておりますけれども、実際にこれは行われているのか。万が一そういう発生した場合、その運営主体である、また事業実施主体である、こういう連携は十分に取られているのかどうか。そういう訓練もされているのかどうか。
○議長(石川幹也)
平田健康福祉課長。
◎健康福祉課長(平田義史) 引き続きお答えします。 各クラブに対しましては村のほうから安全管理マニュアルを提供させてもらっています。その中で、事故や災害の備え、また来所、帰宅時の児童の安全確保、外部からの侵入者への対応とか、また緊急災害時の対応、けが、病気への対応、そういった具体的な対応策をマニュアル化してクラブのほうに提供しております。また避難訓練等につきましても、年1回から2回、各クラブにおいては開催しているということでやっております。
○議長(石川幹也)
伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) 分かりました。 次に5の国、県、村の交付金、補助金、委託料について、このことについてですけれども、本事業を運営していくには、運営主体、区でありますけれども、保護者負担の中で保育料、おやつ代、利用料、行事等があります。国からの補助金、単価を示して、国、県、村が3分の1ずつ負担して、村が区に補助し、または委託していると思っております。各事業所この事業状況が、先ほども申し上げましたけれども、実際にこの内容が統一されていないと。この辺について、先ほど課長からありましたように、この会合の中でこのことも話されているのか、説明してもらえますか。
○議長(石川幹也)
平田健康福祉課長。
◎健康福祉課長(平田義史) 引き続きお答えします。 この事業は、国の子ども・子育て支援交付金を活用しまして、それぞれ3分の1の補助金ということで、審査して交付しております。補助金交付要綱の中で基準がありますので、そちらでやっています。また施設長の皆さんと運営について協議をしているところなんですけれども、次年度以降、宜野座区のほうに学童が新設されるということで、それに向けて村として補助金ではなくて委託事業でも可能かどうかということで、協議を今、各区長のほうと進めている状況もあります。今後、その件につきましてはどういった運営がいいのか調査して、また施設長の皆さんとしっかり議論して検討していきたいと思います。
○議長(石川幹也)
伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) 村のほうで運営主体である区のほうに補助金として今流していますけれども。今、課長がおっしゃっているように宜野座区が今この施設を進めております。そういう中、実施主体である村が運営主体である区に委託しているものですから、その辺の性質上、補助金じゃなくて委託料としてそれを検討されたことはないのか。先ほどもありましたが、どんなですか。
○議長(石川幹也) 暫時休憩します。 (10時35分) 再開します。 (10時36分)
平田健康福祉課長。
◎健康福祉課長(平田義史) 引き続きお答えします。 現在、運営補助金という形で交付して運営してもらっておりますけれども、実施主体は市町村でございますので村でございますので、そこら辺を今後業務委託にした場合、メリットデメリットもありますので、そういったことをしっかり各施設長の区長と協議して、どういった形の運営が、統一してまたメリットがあるかというのも研究して協議していきたいと思います。
○議長(石川幹也)
伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) どうぞ検討されていただきたいと思っております。 次に、農業委員会の件でございますけれども、農地で営農型太陽光の取組について質問させていただきました。説明は理解しております。
営農型太陽光発電は、設備の設置は農地法により一時転用許可が必要であるということで説明がございました。農作物も制限はないということで、説明されております。このようなことから、本事業は農作物の販売収入、または売電による収入や農業の収入拡大による農業経営においても推進が期待されていると私は思っております。荒廃農地利用活用促進事業を、遊休地の解消を図ることから、これは村長のほうも令和3年度の施政方針の中でも取り上げて、解消に向けてやるということでありますので、農業委員会としてこの遊休地の活用に向けて検討の余地がないかどうか、質問いたします。
○議長(石川幹也)
山内農業委員会事務局長。
◎
農業委員会事務局長(山内慶一) 続けて伊芸議員にお答えします。 遊休農地の活用ということでございますが、農業委員会につきましては、農業委員の業務としまして担い手の農地の集積というのがございます。その辺りを考えますと、遊休農地の解消については担い手ですね、遊休農地を借りたりとか、そういった手続、要件の設定をするということを考えております。
○議長(石川幹也)
伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) 農家にとっても、大変これはメリットのある事業だと私は思っておりますので、農業委員会の中で真剣に検討されて、行政の中でもまた検討されていただきたいと強く要望して、これは終わります。
○議長(石川幹也) 當眞村長。
◎村長(當眞淳) 農業振興と絡む部分がありますので、少しだけ答弁させてください。すみません。 この営農型太陽光の設置については、全国でかなり担い手がいなくなって、農地が多く余っているという土地を有効活用しながらやっていこうという考え方の下で生まれてきた考え方、またクリーンエネルギーも含めてなんですけれども。ただ本村においては、今多くの若者だとか担い手の皆さんが農地を求めている現状がございます。そういった中で、この営農型の太陽光の設置については、やはり場所をですね、しっかりと設置場所というのを考えていかないと。例えば優良農地にそういった太陽光が設置されたりすると、やはりこの貸す側にとってはいいかもしれませんけれども、やはり農業の生産、農業振興という観点から見ると、また問題が発生するのではないかと危惧をしております。そういう意味では、先ほど農業委員会局長からもありましたけれども、やはり求めている農家が多くいる中で、そういう人たちに農業をしてもらうような形に持っていくほうがベターだろうと私は考えておりまして、その太陽光の設置というのは、ややもすると村内の至るところでこの優良農地に太陽光が設置される可能性があるのではないかということは危惧しておりますので、その辺りについては慎重に村としては対応すべきだろうと。もちろん権限はいろいろ違うのでありますけれども、そういう考え方は持っているということだけお伝えさせていただければと思っております。
○議長(石川幹也)
伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) 行政は行政としての考え方があろうかと思いますが、私たち農業をするものにとって、村内に遊休地がございますので、そういうことを今回質問させていただきました。ひとつお互いにメリットのある事業を促進していただきたいと思います。 次に、施政方針についてなんですけれども、
特定防衛施設整備調整交付金事業の今後の活用について質問いたします。令和2年度当初予算説明で、漢那赤崎1号線の事業の実施を議会は承認いたしました。年度末において事業が変更したのが、予算執行疑義がありましたので、質問させていただきます。(1)今後の調整交付金の活用ということでありますけれども、この調整交付金事業は、これまでいろいろ事業がございました。この事業は防衛施設に隣接し、迷惑をかけている本村6区にこれまで平等、均等に恩典を与えていることが実情であります。そういうことから村長として、今回漢那区の赤崎1号線、ほかにもあったかと思うんですけれども、どうしてこの赤崎1号線の予算執行を止めたのか。その辺、もう一度説明をお願いしたいと思います。
○議長(石川幹也) 當眞村長。
◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 この件については、全員協議会また臨時議会などで繰り返し説明してきておりますので、答弁も重複するところがあるかと思いますけれども、御了承ください。調整交付金の事業については、年度内で執行できるかどうかというのを、やはり条件整備が整っていれば実施したり、またその辺は柔軟に対応しているのがこれまでの状況です。令和元年ですか、平成31年度の予算の中では、赤崎1号線の整備というのは調整交付金の中にはなかったんですけれども、漢那区の行政委員会の中でこの件が出まして、それで途中でまた見直しをかけて事業実施に向けて取り組んできたという経緯がございます。今年度の実施については、新たに橋をですね、大排水路を横断する橋を設置する予定としておりました。ただその整備については工期の関係もありましたし、また現に利用されている排水路の横での施工、また漢那区においては元々低地ということで、湧き水などの可能性も多々ある。また時期的には雨の多い時期ということなどをいろいろ勘案しまして、実施するのは見直しして、新年度にしっかりと対応しようということで判断した次第です。そのことについては、漢那区の行政委員会の中でも説明して了解を得ております。新年度については、その新しい横断する橋をまずは整備していこうということで、予定しているところでございます。
○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) 今、村長から事業の変更について内容がありましたけれども、今日はこの災害に伴って、今日の日は3月11日は、東日本大震災から10年となり、戦後最悪の自然災害と言われています。このような災害は、沖縄県内で起こる可能性も十分あるんだということが、県内各地の防災の取組が求められております。漢那区民においては、毎年避難訓練も行われております。これらもやはり先ほど申し上げたそういう災害が、いつ何時起こるか分からないということで、訓練されていると思います。このようなことから、漢那地内は沿岸、また川沿いなどの低地に住宅地が多いため、予期しない津波が発生したときにはどうするかということが考えられると、大変危険区域であると私は思っております。そういうことからして、どうして予算どおり執行できなかったのか。人命が優先だったと私は思っております。学校給食においても大事なことではありますけれども、我々議会においてはこの予算執行を承認したんですから、そのとおり人命を救う、区民を救う意味から、ぜひとも予算執行してもらいたかったんですけれども。本当に村長の真意をもう一度お伺いしたいと思います。
○議長(石川幹也) 當眞村長。
◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 この件について、人命か、私の公約の学校給食費かみたいな議論が出されたりしますけれども、漢那区において、その大排水路を横断する橋が全くゼロで、行き場がないということであればいち早く整備しないといけないということもあろうかと思います。ただ今、漢那区においては福山に上る側の赤平線の工事を別の事業で実施しております。また大排水路については、横断する橋も今、現にあることもあるんです。ですからそれをより安全に移動しやすい方向でということで、漢那区からの要望がございましたので、追加でもう1本設置しようということで考えているところでございまして、何も人命をないがしろにしているということではありません。そこはぜひ御理解いただければと思います。調整交付金については、やはり限られた財源でございますので、それを有効利用していこうということで、工事のほうも別件を予定していたんですけれども、それが令和2年度で実施できないということで、予算が少し余りました。それに伴って、赤崎1号線にまとめてやったらどうかというような話もあったんですけれども、約5,000万円の事業をする上で、650万円程度の単費が出ることも見込まれたというような状況などを総合的に判断したというようなこともございます。ただ先ほどから繰り返し申し上げていますけれども、工事を年度内に収めないと、その残りの補助金は返還しないといけないということが予想されたものですから、それよりは新年度にきちっと整備しようということで判断したということでございます。繰り返し申し上げますけれども、人命を軽んじて、この事業を次年度に回したということでは決してないということだけは断言させていただきたいと思います。
○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) その辺は、理解はしております。 次に、漢那赤崎1号線整備工事の目的は、側溝や排水溝が機能していないと。大雨の場合は道路上に冠水して、それから周辺住宅に被害を及ぼしていると。生活環境の改善を図りますということであるんですね。この宜野座の村の予算ですね、次年度の重点事業、それから行政懇談会、こういういろいろな資料の中で、たくさんある事業の中で特に漢那区の赤崎1号線をメインにうたっているわけです。そういう中で、どうしてこの整備工事ですね、先ほども村長からいろいろありましたけれども、中止されたのかということを、私にはあまり理解ができないです。村長、その辺含めて再度答弁してもらいたいと思います。
○議長(石川幹也) 當眞村長。
◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 事業を中止したわけではなくて、次年度、令和3年度にまた実施することにしたということでございます。この調整交付金の事業については、やはり工事に当たっては用地買収の問題だとか、条件整備というのがどうしても出てきます。その辺りを完全に通行止めにして事業をするということではなくて、例えばう回路をつけないといけないといけないということなども総合的に見ながら、担当課のほうでは事業を進めているところです。実際、この新しい橋をつけたときに、今の道路よりもマウンドというか、高さが上がることになりますので、既設の道路につなぐときに、そこにある程度の勾配というか、すり付け部分が発生します。そのすり付けの部分については、調整交付金の事業ですので、例えば区が用地買収をするとか、そういう問題も出てくるわけですので、その辺りを総合的に考えたときに、今年度は難しいのではないのかというような判断。先ほどから申し上げていますけれども、気象条件など、あと予算、総合的に判断して次年度に回すということに判断したわけでございまして、予算をしっかりと執行していくという意味では、必要な判断だったと私としては考えております。
○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) いろいろ判断もあろうかと思いますけれども、これまでこの工事を進めるに当たって、去年の3月に予算、一般会計を承認しました。その後、建設課においてはこの事業に取り組んできたと思っております。そういうことからして、建設課長にちょっとお伺いしたいんですけれども、この本工事の全体工事計画がどういうものであったのか。先ほども村長からありましたように、いろいろな事情があって用地買収とか、何とかできなかったということでありますけれども。事務的にですね、どうだったのかと。その辺、どうして中止になったのか。これは建設課との調整でこうなったのか。その辺の説明をしてくれませんか。
○議長(石川幹也) 河上建設課長。
◎建設課長(河上正秀) 続けてお答えします。 この工事は、先ほども村長からありましたとおり350メートルの区間を予定しております。全体は350メートルですが、今回漢那区から、平成24年ぐらいの行政懇談会のほうからずっと要望しております、漢那小学校に渡る橋を増やしてほしいということがありましたので、今回1橋を追加して、3橋を渡る、橋を予定しております。まず橋なんですけれども、今の現況の橋が5メートルしかございませんので、今回造る予定の橋は歩道もプラスして、車道5メートルに歩道が2メートルの橋梁を予定しております。これは既設の橋も全て造り直ししていく予定にしております。そのために新設の橋梁を1つ先に造ってから、随時既設の橋を1年ごとに造り替えしていくという予定で進めているところであります。なぜ3橋かといいますと、村の防災計画の中で漢那区の共同売店から兼箇段の土地改良地区に向かって行く道路がありますけれども、それから南側の方々をいち早く避難地であります漢那小学校に避難させるための計算がされて、今3橋となっております。そしてまた、今回は新設の橋梁1橋と、調整交付金の調整のためにローソン側から約40メートルの道路を発注する予定で進めておりました。建設課におきましても、またずっと大型工事だけを発注してきましたので、下位ランクの土木の方々にも少し工事を発注しなければいけないということで、こういう小さい工事を発注する予定にしておりました。建設課としては、12月14日に交付申請を出しまして、25日ぐらいに防衛局の職員の方々と調整をして交付決定を下ろしてもらう予定では進めていましたが、途中、17日に副村長のほうから、ちょっと見直しできないかということがありまして、すぐさま決裁を回すのを止めてもらって、取下げした経緯があります。その後、この交付金の配分が建設課には回ってきませんので、その後はもう建設課では答弁がちょっとできません。
○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) 先ほど村長のほうから、条件整備が整っていなくて年度内の工事が着工できなかったということであったと思います。その辺を考えると、建設課においては本当に条件整備が整わなかったのか。この取下げの、あまり具体的な中身が私は分からないんですけれども。担当課として本当に、今、村長がおっしゃった条件整備が整わなかった、用地買収とかいろいろあったと思うんですけれども、この辺はどんなだったんですか。
○議長(石川幹也) 當眞村長。
◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 行政の中で、総合的に判断して事業を延ばすということになったと先ほど答弁させていただきましたけれども、そのリスクも勘案しながら、天候のこともありましたので、そういうふうに副村長とも相談しながら判断したということでございます。これは行政の中では最ものことでございまして、担当課と意見が食い違うことも一部、この件に限らずですけれども、そういうところはありますけれども、最終的にそういう判断をして、今回の事業を実施するしない、そういう判断をしたところです。
○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) もう一度建設課長にお伺いしますけれども、本当にこの事業が着工できない状況にあったのか。どんなでしょうか。
○議長(石川幹也) 河上建設課長。
◎建設課長(河上正秀) お答えします。 着工はする予定で申請はしておりましたので、仮設費とか、そういうのがかかるので確かに今回ちょっと見直しということであります。今回見直しはしましても、橋梁を2つ付け替え、1つ新設しますので、どっちみち仮設は必要となってきます。そういうことでローソン側から道路整備をしながら、また新しく歩道が付きますので、第1橋から後半側がですね、それまでには漢那区のほうも用地買収していただけるんじゃないかということでローソン側から工事を進めながらと担当課としては考えておりましたけれども。その辺、ちょっと担当課の村長への説明不足があったかもしれませんけれども、今回の結果になっております。
○議長(石川幹也) 當眞村長。
◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 先ほども話もしましたけれども、工期の件もありました。担当課からは、着手をする方向で進めていますけれども、工期もあまり余裕がない状況でございました。村では、過去に松田小学校の事業で工期が間に合わなくて、補助金から外れて単費を出さないといけないということも過去にはありましたので、ぎりぎりの工事というのは危険じゃないかということ、併せて単費の持ち出しもそれなりに多いんじゃないかということを踏まえて、今回事業を延ばしたということでございます。ただ先ほどから申し上げておりますけれども、横断する橋については、既存の橋もございますので、そういう中で総合的に判断したということでございます。
○議長(石川幹也)
伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) 村長と担当課のちょっと食い違いはあるんですけれども、やはり結果は終わってしまっております。今後はやはりいろいろ内部の調整も必要じゃないかと考えておりますので、ひとつよろしくお願いします。 最後に、令和2年度一般会計当初予算説明ですね、今回のこの漢那赤崎1号線実施事業、年度末において事業の変更に伴って関係区だけの合意形成、あるいは承諾を得たということの説明がありましたけれども、漢那区だけの承諾で、これで可能なのかということと、予算審議、私たち議会でいろいろ予算審議いたしました。その中で最終的に承認しております。村議会の事前説明も、承諾もないで、事後でこのような説明を受けております。その辺から考えますと、この問題については議会がちょっと無視されているような、あるいは軽視されているような、こういうことに私は納得できません。本来は議会が承認したので、予算執行してもらうという条件の中で承認しているのですから、漢那区に了解を得る前に議会に事前説明は必要じゃなかったかと思いますけれども、その辺はどんなでしょうか。
○議長(石川幹也) 當眞村長。
◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 まずはこの調整交付金というのはやはり枠がありまして、事業ができるできない、条件に合わせてそれを実施するしないということが、これまでも繰り返し行われてきております。用地買収ができれば工事はしますけれども、できないときにはまた予算を変えたりして対応しているというのが現実でありまして、それは議会のほうでも、今までも承認いただいているかと思います。ただやはり地元区の中で、担当課からは今年度実施しますよということの話を、赤崎1号線については実施するということを区のほうと調整してきた経緯がありましたので、やはり地元区の了解を得た上で議会に相談すべきだということで、全員協議会も開催させていただきましたし、また本会議などでもこれまで再三説明してきているところでございます。また誤解があったら困るんですけれども、調整交付金の事業について、あえて基金化しないでも単年度で2,500万円組めば、学校給食費の無償化というのは可能なんです。ただ今回あえて基金に置いたのは、これまでこの予算を余らせてはいけないというような中で、道路を延長したり、こういった工事を調整しながら事業を進めてきた経緯があるんですけれども、基金を置くことで、そこにまたまとめて置けるだろうということなども含めて考えたわけでございまして、何もこの赤崎1号線の工事を取り止めなければ学校給食費の無償化ができなかったということではないんですよ。ですから毎年2,500万円ずつ組めば別に問題はないというようなことでしたけれども、今回このような予算の組み方をしたというのは、やはり先ほど申し上げましたけれども工期の問題だとかいろいろ条件整備などを含めて考えたときに、時間的にも厳しいというようなこともございましたので、そういう総合的な判断をしたということでございます。何も議会を軽視したということではなくて、手続を踏みながら全員協議会にも説明してきました。惣慶区の道路においても、過去には事業実施するというふうに進めてきましたけれども、条件整備ができなくてやっていない道路があるというのは、議員のほうも御存じかと思います。そういうことも内部の中ではありますので、今後も予算についてはいろいろ調整しながら、当初組んだとおり実施できるようにというのは心がけますけれども、条件が合わないときはまた見直しをして、予算を効率的に使っていきたいと思っております。
○議長(石川幹也)
伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) どこが先かということが問われると思うんですけれども、やはり議会が予算執行する関係上、その辺はちゃんと議会へ事前説明しながら今後の行政運営に図ってもらいたいと切にお願いしたいと思います。 最後になりましたけれども、村で防災対策をいろいろ冊子もつくられておりますけれども、村の担当課において、ちゃんと資格を持った防災士がいるのか。その辺、どんなでしょうか。
○議長(石川幹也) 下里総務課長。
◎総務課長(下里哲之) 引き続き伊芸議員にお答えいたします。 村といたしまして、現在防災士等の配置はしておりませんが、資格を持った方は何人かいらっしゃるということで、これは確認しております。
○議長(石川幹也) 暫時休憩します。 (11時10分) 再開します。 (11時11分)
伊芸朝健議員。
◆10番(伊芸朝健) 先ほど村長のほうからも漢那は低地であり、いろいろ大雨の場合もあると。これは防災と関係するもので、このように防災士がいるかと質問しているところなんです。今、新聞にも津波対策ということで、大きく報道されております。そのことからして、私はあえて防災士がいるのかということを確認しているところでございますが、この辺は御理解願いたいと思います。以上で終わります。
○議長(石川幹也) これで
伊芸朝健議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩します。 (11時11分) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (11時21分) 順次発言を許します。 新里文彦議員。
◆3番(新里文彦) 皆さん、こんにちは。議長のお許しが出ましたので、その前に少し私のほうから一言、お礼と激励の声を述べさせてください。 昨日、県立高校入試合格発表がありました。その中で宜野座中学校3年生が、おのおの自分の志望校、またそういった面から全員合格というようなことがありました。本当に喜ばしいことです。そういった中に、このコロナで学校も対面授業できず、いろいろな形で頑張って、その中を議会でもいろいろ取り上げ、行政にも要望をかけ、職員にもというようなことでありましたが、献身的な先生方の支え、またそういった先生方の意見を取り入れて行政が一つになってやってくれて、またその支えがあって子供たちが目標に向かって飛び立って行けたことに、ありがとうと、頑張れというような、またこれからの飛躍を期待していきたいと思います。 では先に通告しました3点を一般質問させていただきたいと思います。1点目、第2回子ども議会開催についてです。平成28年第1回宜野座村子ども議会が開催され、当時の実施要綱の趣旨には(1)児童生徒が議会運営等を体験することにより、村議会や役場の仕組みや働きについて関心と理解を深める。(2)日常生活と政治との関わりについて考える機会とし、福祉の向上に努める姿勢や郷土を愛する心を育成する。(3)子供の視点からの意見を尊重し、将来の宜野座村の村づくりに生かすと記されております。2020年度、コロナの影響で多くの我慢と不安を抱え過ごしてきた子供たちが、子ども目線で運営する子ども議会開催について伺います。 2点目です。社会福祉及び計画。福祉にはいくつもの分野があり、その一つ一つを理解していただくための学びイベントが、各種専門講師を招き、プロジェクターを用いて、最後には質問に答える講演などが多いです。そこで一番分かりやすく、子供から大人まで、全体で学べる映画などを上映し、自治の力をつける周知事業(特別活動)はできないか、その辺を伺いたいと思います。 3点目、介護事業と社会福祉事業についてでございますが、やはり住みよい宜野座村、毎年人口が増えてうれしく思います。一方、高齢者福祉の重要性が言われる2025年の課題など、本村における総合事業について、多くの高齢者が公平、平等かつ介護事業、地域福祉事業を利用していくための状況を伺います。(1)村の実施している介護事業について。(2)村内介護事業の状況。(3)社会福祉協議会実施事業全体の内容。(4)民間事業所との関係性を伺います。 以降、質問席にて行います。答弁よろしくお願いいたします。
○議長(石川幹也) 新里教育長。
◎教育長(新里隆博) 第2回子ども議会の開催について、3番 新里文彦議員へお答えいたします。 子ども議会の開催につきましては、本村の児童生徒が日常生活と政治との関わりについて考えるよい機会となり、子供の視点から将来の村づくりに生かすことを目的に、新年度において宜野座村教育の日が行われます教育の日月間の11月に開催する方向で進めております。今年度も開催する計画を立てておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から実施が困難と判断し、中止が余儀なくされたところでございます。新年度の開催につきましては、去る2月に宜野座中学校と宜野座高等学校に実施要綱を確認していただき、学校の年間計画に位置づけ、リハーサルや当日の引率などの協力も依頼しております。実施の際には、議員の皆さんにも一般質問の方法や質問のまとめ方、あるいは議会の進行などについて、御指導をいただくなどの御協力もお願いしたいと考えており、議会と共同開催のような形で子ども議会の成功に向けて取り組んでいければと考えております。
○議長(石川幹也) 當眞村長。
◎村長(當眞淳) 新里文彦議員の質問にお答えします。 2点目の社会福祉及び計画についてでございます。村では、平成28年度以降に文化センターがらまんホールにおいて、若年性認知症講演会や福祉関係外国映画の上映会を開催し、村民の皆様に福祉の理解を広める取組を実施してきました。また令和元年度には、在宅医療介護連携推進事業にて金武町、宜野座村、恩納村、3町村合同で令和2年2月に金武町立中央公民館にて、「わーがるまーすむん」自分の最期は自分で決めるという講演会を開催いたしました。これからの人生を自分らしく楽しく過ごすために、劇団こかげによる寸劇「命しるべ」や、医師の講演を通して在宅医療と介護について、子供から高齢者まで学びの機会を提供しました。これらの映画上映や演劇等を通して、広く児童から大人まで、全村民向けの開催をしていくことにつきましては、福祉教育や啓発活動において極めて重要なことであり、予算や事業内容を検討し、今後の開催に向けて関係機関と調整を行ってまいります。 次に、3点目の介護事業と社会福祉事業についてでございます。村が実施している介護事業については、介護予防日常生活支援総合事業があり、介護予防生活支援サービス事業として事業対象者及び要支援1、2の方に対して、介護保険現行相当の通所型サービス(デイサービス)と訪問型サービス(ヘルパー)、村独自の訪問型サービスC(はいさいリハ)を実施しております。はいさいリハは、通所型の介護予防事業や地域のコミュニティーに参加することが困難な高齢者に対し、委託先であります金武スポーツ整形クリニックの理学療法士と地域包括支援センターの保健師、看護師、介護支援専門員等の専門職が連携し、訪問による介護予防プログラムを短期的、集中的に実施し、事業終了後にはそのほかの介護予防に資する活動につながるよう支援しております。また65歳以上の全ての高齢者を対象とした一般介護予防事業として、各区で毎週開催していますぬちぐすいどころと60歳からの健康づくり教室、これは中級、初級があります。 次に2点目の村内介護事業の状況につきましては、村内には特別養護老人ホームでいご園が1件ありまして、要介護3以上の方から入所が可能となっており、定員109名に対し利用者が109名となっております。地域密着型小規模多機型居宅介護施設がらまんの里が1件ありまして、定員29名に対して利用者が6名となっております。地域密着型認知症対応型共同生活介護施設、これはグループホーム虹の家が対象となりますが1件、定員9名に対し利用者が9名となっております。住宅型有料老人ホーム、これはかけはし、かんなの里の2件がございます。かけはしについては定員18名に対し、利用者18名、かんなの里に関しましては定員48名に対し利用者43名となっております。通所介護事業は、介護センターかんな、指定通所介護事業所に登録者が35名いらっしゃいます。地域密着型通所介護、デイサービスえにしについては登録者が20名、宜野座村通所介護事業所社協については登録者が61名、通所リハビリテーション、これはかんな病院については登録が47名となっております。訪問介護事業所は、宜野座村訪問介護事業所、社協ですけれども、利用者が18名いらっしゃいます。介護センターかんな訪問介護事業所えがおという名前ですけれども、利用者が12名です。訪問看護事業所は、訪問看護ステーションぎのざ桑の実でございまして、利用者が30名です。以上が村内介護事業所の利用状況となります。 (3)村社会福祉協議会の実施事業全体の内容についてでございますが、村社協は昭和59年1月31日に厚生大臣から設立認可を得て以来、地域福祉の充実に向けて変遷を重ね37年目を迎えています。平成28年度に第3次宜野座村地域福祉活動計画を策定し、村民福祉の向上に向けて鋭意取り組んでもらっています。社協職員は総勢43名、事務局6名体制でございますが、地域活動を主にニーズに対応した毎日型の配食サービスや、介護保険事業部門では居宅ケアマネが2名、訪問事業が7名、デイサービスに22名となっており、障害福祉サービス部門については就労継続支援B型事業はばたきでございますけれども、そこに6名、地域活動センターアイリスに2名、相談支援事業所ハピネス1名で、運営体制を整え各種事業を展開してもらっています。また村からの委託事業としましては、地域福祉センターの管理業務を指定管理者として受託してもらい、そのほかの事業としまして村が実施します外出支援事業や障害児の移動支援事業、就労支援センターの容器包装廃棄物分別事業などに取り組んでもらい、村民の福祉課題や生活課題の対応に取り組んでおります。 民間事業との関係性についてでございますが、社協の事業内容は4つに区分されておりまして、1つ目に法人運営部門、2つ目に地域福祉活動推進部門、3つ目に相談支援・権利・養護部門、4つ目に介護生活支援部門というふうに事業区分がされておりまして、社協でなければできない事業としまして、2点目の地域福祉活動推進部門、3点目の相談支援・権利・養護部門が中心となります。4点目の介護生活支援部門においては、民間事業所と同一事業を実施している側面もございますが、これまで収益面において事業単年度で赤字状態も見受けられ、全体として資金面の収支残高では減少傾向となっております。
○議長(石川幹也) 新里文彦議員。
◆3番(新里文彦) 一つ一つまた行っていきたいと思います。 先ほど教育長のほうから、子ども議会開催について、11月頃教育の日の制定に合わせて行っていきたいということがありましたが、このコロナ禍で去年も津嘉山議員が質問をして、やるというような流れで、本当に去年はできなくて、今度4月から始まって、やっぱりコロナだからできないというような流れは、もう重々理解しております。そういった中で、今回、去年やるべきだった子供たちが、どういったふうなことを考えていたのか。また高校進学をして、今の高校1年生がなぜ部活に入らなかったのか。そういった面から、生活が全部壊れていった状況があるんですよね。お父さん、お母さんのパートがなくなって部活ができない状態だとか。自分なんかも頑張らないといけないからバイトやらないといけないとか。本当に体験しているのは子供たちです。議員が幾ら何を言おうが、大人が何を言おうが、子供たちが思っていることはどこに届けるんだろうと。行政がどんなに手厚くやっても、子供たちが感じていること、学び以外でもスポーツでも、何でもやりたかったはずなのに、なぜそれができなかったんだろう、どう受け止めたんだろう。そういった面から、子供たちが思っていることを一つ一つ拾い上げていたのか、昨年ですね。今回開くに当たって、どういった形で、先ほど中学校、高校にも教育長はお伺いを立てているというような話もありました。もうこれから6年ですよね、去年、毎年5年単位でやっていこうというような実施計画もあって、今回6年。だけど去年の子供たちはとても我慢させられた、このコロナにですね。経済的にも我慢させられた。そういった面から、去年の形を基にして、今年の在り方をもう一度確認したいと思います。
○議長(石川幹也) 新里教育長。
◎教育長(新里隆博) 3番 新里文彦議員へお答えいたします。 議員がおっしゃるように、令和2年度はコロナ禍の中、子供たちは大変な状況だったと思います。休業期間中が27日間発生しましたし、その間、また学校が再開されても夏季休暇の短縮などがあって、行事の中止などもありました。学校のほうでも、また休業期間で失われた教育課程を取り戻すために精一杯頑張っていただいたところでございます。そういう状況の中、去年も子ども議会ができないかというふうに動きはしたんですけれども、やはりコロナ禍の中で出来なかったということは残念でございます。そういうこともあり、去年は中学生を対象に子ども議会を開催したいと考えておりましたが、新年度においてはそういう状況も踏まえて中学校と高校も含めた形の子ども議会が開催できないかと考えております。ですので、今回の卒業生が高校に行って、それに関わるかどうかは分かりませんけれども、少なくとも宜野座高校のほうにも宜野座村の行政を、宜野座村自体を意識していただくために、今回は中学校と高校生併せての開催をしたいと考えているところでございます。
○議長(石川幹也) 新里文彦議員。
◆3番(新里文彦) 前回は中学生のみでした。今回は高校生まで対応していただけるというようなことで、ちょっと安心しています。そういった中で、やはり子供たちが見る目線、また子供たちの世界があるんですよ。その世界でバスの移動、学校の登下校、いろいろな形が子供たちからの話があると思います。高速を利用して学校に行きたい子もいるかもしれません。短時間で済むから。だけどそこに宜野座村には、高速バスは来ないんですよね、降りたくても降りられない。行きは行けても帰りは帰れないなど、いろいろあると思います。また生活環境の中で、ものすごく変わったのが、やはり我慢を強いられたことですよね。大人でも仕事を失う時代に、子供たちがどうあがいてもバイトができる環境もない。どう助けたくても助けられない。家庭のために、ましてや兄弟のためにそこで頑張りたい子供たちがいたけれども、そういった場所が見つけられない、生活を強いられている。その状況から、本当に子供たちが今、宜野座村の整備やインフラではなく、子供が本音で話せる子ども議会ですね。先生方が指導してくれるのは、もうものすごい重労働だと思います。いろいろと文案を練ったり、こういったときにはこうやるというような、先生方も本当に重労働だと思う。だけど子供たちから見た私たちの生活、また子供たちから見た私たちの宜野座村などという形でのテーマを提出して、そこで笑顔を引っ張って、この子供たちの目線の声を届けられるように議会が今後開催できるのか。それをちょっと伺いたいと。テーマというような形であるのかですね。
○議長(石川幹也) 新里教育長。
◎教育長(新里隆博) 続けて新里文彦議員へお答えいたします。 子ども議会について、教科の中では公民の授業に当たると思いますけれども、公民の中では、「現代の民主政治と社会」とか「地方自治と私たち」みたいな章がございます。そういう授業の一環として取組めればいいのかと思っていますが、やはり先生方も、授業の一環ではあるんですが、なるべく負担の少ないような形で教育委員会と議会と、先ほど最初の答弁で申し上げましたが、そういう一般質問の仕方等も指導しながら持っていければと思います。そのテーマについては、これからまた学校とも調整していきますので、実施要綱の確認をしながらテーマを設けたほうがいいのか、それとも自由にしたほうがいいかは、これからまた検討していきたいと考えております。
○議長(石川幹也) 新里文彦議員。
◆3番(新里文彦) まずテーマと個人が思っているものというのは、全然別物だと思います。縛りがきいてね。そういったものから、やはりどれがいいか今後検討するということで、それは協議してまとめていただきたいと思いますが、ここに本当に生活に向き合って、ひとつ入れてほしいというようなことがあります。子供たちのテーマの中に。それがやはり今後、子供たちが成長していく過程で、地域共同、いろいろな形で芸能でも何でも全部見えていくと思います。団体活動にしてもそうです。そういった中の、何て言うんでしょうか。我慢しないでいいよってただ言いたいんですよ、私は。目いっぱい言いたいことを言ってちょうだい、目いっぱいいろんな形でいろんな方向で、子供視線で話してちょうだいっていうようなことですね、やりたい。まとまった形で、議会みたいに固く固くやるんじゃない、子供たちには子供たちらしさの笑顔があふれて、そこにまた時には困った顔で対応できる子ども議会が必要だというようなことだけは頭に置いて検討していただきたいと思っています。 その中、やはりまだまだ学生の間は、子ども議会の中では中高までというようなことではありますが、やはり進学に向かって、大学まで行っている、もう一般、選挙権も18歳からある。だけど学生は学生、子供ですよね。そういった面で、その辺も今後どうしていくかということですね。親元離れてアパートで自炊しながら学校に行く、また学費をどうにか、生活費をどうにか削っていくために、勉強しに行っているのにバイトしないといけない。これも夜遅くまで。そんな生活環境の中、大学生が苦難に思ったことなど、行政が解決できるか分かりません。だけど聞けるチャンスというのはここにあると思います。そういった形の行動の、その上のランクの大学生なども、夢希望を持って進学したわけですから、そういった方なんかの、免許がまだ取れていないとか、いろんな話があると思います。そういった会もまた開いてもらえないかというような思いです。一般的な感覚では、もう子ども議会ではないだろうというような形かもしれませんが、そういったチャンスをどこに当てるか、なぜ行政、議会の理解をしてもらえるかなど、そういった面の対応は今後どうお考えか、計画等、また今後どうあるのか、ちょっと伺いたいと思っております。
○議長(石川幹也) 新里教育長。
◎教育長(新里隆博) 続けて新里文彦議員へお答えいたします。 子ども議会の開催については、やはり子供たちが遠慮なく伸び伸びと意見が言えるような体制をつくってくれということでございますので、その辺はしっかり対応していきたいと考えております。 それから大学生については、これはどういうことができるか分かりませんけれども、そういう意見が話し合えるような場が持てるかなど検討していきたいと思います。今年度においては、コロナの影響ではございますが、学生支援金というふうな、金銭的な支援も行ってきているところがございます。
○議長(石川幹也) 新里文彦議員。
◆3番(新里文彦) ありがとうございます。進学、専門学校、大学等、羽ばたき頑張って行く子供たちにも支援がありました。本当にありがとうございます。そういった中で、やはり支援金とかではなくて、いろんな話を聞ける、いろんな形での、次代からの子供たちの意見を吸い上げられるいい機会の場がひとつほしい。大人だけの世界じゃない、予算だけの世界じゃないというようなことを通して、教育、道徳という意味ですか、得する道を選んでほしい。そういった困ったときには必ず周りが支えられるような状況をつくってほしい。そういったものから一般質問の中に取り入れている子ども議会開催を目指しておりますので、今後もより中身の濃い子ども議会を開催していただければと思っています。ちなみに前回、第1回目、平成28年度にこういった形の資料が、すばらしいものができていました。一人一人の意見、感想をみんな含めて、終わったときのものがみんなありました。そういった形をまた、読み返したら緊張した、2回目の質問は何を言っていいか分からなかったなど、やっぱり子供らしさのところがありました。そういった面から、もうちょっと楽しく、面白く、ユーモアがあって活発的な意見を引き出せるような状況をつくっていただきたいという要望をくんでいただけるということで、この質問は終わります。 2点目です。社会福祉及び計画について、学び教育ですね、私が言いたいのは。なぜ人が本を読んで心に感じたのか、感動したのか。なぜ人が映画を見て、そこに共感したのか、なぜそこで学んだのかなんですよ。先ほど村長も申し上げられていました。金武町で、映画や寸劇等いろいろな形で行ったと。本当に共感できたと思います。しかし村内での開催というのは、まだやっていないんじゃないかと。教育長、昔は社会教育一環の中で中央公民館で映画を開きました。映画を鑑賞しました。あれは社会教育でやっていたんですよね、いろんな形で。しかし、今コロナと福祉、医療全部含めて、人口も増えてきている中で、このアパートの隣に誰が住んでいるか分からない、この一軒家は高齢者夫婦だけ、だけど声がかけられないとかというような、障害を抱えたお父さんお母さんが、下の子供の面倒を見ないといけないけど、この子を病院に連れて行ったら、誰も見る人がいない、預かる人がいない。隣の人さえも分からないのに、周りが声をかけられるわけがない。毎年同じようなことで、孤独死につながっている方もいる。地域の自治の輪をどう広げるかが問題だと思っています。役場だけに任せることではない。地域がどう見るか、自治がどう力をつけるかということです。そこで私が言いたいのは、興行収益とかいろんな形で映画の話が出ます。またベストセラーの小説とかが出ます。本を読むのも上等、映画を観るのも上等、いいことだと思います。だけど一番素直に入っているのは画面と、声と、そのストーリーですよね。自分にもできるんじゃないか、自分が動けばできるんじゃないのというようなことで、社会教育の一環として、なぜ困っている人に声がかけられない、なぜ困っている人に足を止めて手を差し伸べられないというようなことなんですよね。地域自治力をつける。そこには本を読むのは難しい方もいる、小説はね。そうじゃなくて、映画は大人から子供まで、読み取れるものがある、心動かすものがある。それを自分から、じゃあ今後どうしようと考える力にもなるというようなことです。今後、村長も取り入れていかなければいけないというような話はいただいていますが、やはり弱者、また助け合い、お互いの村で隣が分からないなど、こんな話はあってはならないと思います。それはお互いがお互いを助けるためにも、そういった事業をぜひやっていただきたい。村長、もう一度どういうような形でも構いません。やると言っていただければ、私はこの質問は終わりたいと思います。
○議長(石川幹也) 當眞村長。
◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 先ほども答弁させていただきましたけれども、映画上映だとか演劇などについては、やはり今議員がおっしゃるような教育について、大変意義の深いものだと思っております。予算の今の状況を見ながらではありますけれども、実施に向けて検討していきたいと思います。また村全体だけでは駄目だよということで議員から今ありましたけれども、ぜひ活用していただきたい予算があります。村の健康づくり事業の予算がありますけれども、各区でなかなか使っていただけていない状況がございます。ですからそういった財源も活用しながら、そういう健康づくりの映画上映とか、村でやる場合にはなかなか足を運べないけれども、部落だったらできるよねとか、そういうことって現実にあると思っているんですよ。ですからお互いでこの辺は連携しながら、実施に向けて、また議員が求めるような、みんなで支え合える体制づくりも含めてやっていけたらと思います。開催に向けては前向きに考えていきたいと思います。
○議長(石川幹也) 新里文彦議員。
◆3番(新里文彦) ありがとうございます。予算の出どころとかも、各区での取組なども今村長に詳しくおっしゃっていただきました。私たちも字に戻ればそういった予算を使いながら、やはり自治の村に、生涯学習というような形でやっていける、また地域の輪、自治の力をつけるというようなことで利用させていただければと思っています。やはり先ほども申し上げましたが、講演などで幾ら学ぼうとしても、やはり専門の方がしか学べない。なぜかなというような理解はするけれども、一般の方はなかなか勉強していないから分からない、ハードルが高いなどいろいろありますので、この面は一度は村全体で音頭を取って、それから地域に下ろして、定着した形をどう字でつくっていくかというような流れを進めていただきたいと思っています。この質問は終わります。
○議長(石川幹也) 暫時休憩します。 (11時56分) 休憩前に引き続き会議を開きます。 (14時01分) 新里文彦議員。
◆3番(新里文彦) 先ほど村長、4点の質問に丁寧にお答えいただき、ありがとうございます。利用者まで全体的な把握ができているとは驚きでした。そういった中で、まず本題の質問に入る前に村長、事業者の苦痛の声、叫び声とか、今ある社会福祉協議会の形はどういうふうに村長は捉えていますか。
○議長(石川幹也) 當眞村長。
◎村長(當眞淳) 引き続き新里文彦議員にお答えいたします。 やはり社会福祉協議会が設立された当時と今の状況というのは大きく変わってきたと思います。特に民間事業者がかなり増えてきたということは事実でありまして、以前はそういう民間事業者がない中で社協が担ってきた部分は多々あると思っております。ただ時代の流れの中で、その辺が民間事業者と競合という言い方はしませんけれども、お互い重なり合う部分が出てきたということはあるかと思います。そのあたりについては、やはりそこで勤めている皆さんがいたり様々な状況がありますので、今後関係機関と協議しながら対応していきたいと思っております。ただやはり社協については、今の状態がベストという話ではなくて、まだまだ村としても課題を抱えていると思いますし、我々との連携も、我々側からのアプローチも足りないところもあろうかと思いますので、その辺りはお互い信頼関係の下で話し合いをしながら、今後の福祉事業の充実に向けて取り組んでいければと思っております。
○議長(石川幹也) 新里文彦議員。
◆3番(新里文彦) 今後の取組として、方向性を聞きました。それに合わせて質問をしていきたいと思っています。ぜひこの質問が、具体的な形になるようにやっていければと思います。 村長、デイサービス事業で要介護認定者の利用率と、そういった総合事業での数、訪問介護、訪問ヘルプサービスの要介護認定の等級というんですか、数と総合事業ですね、同じような形で。作成する在宅介護のケアマネジャーなどの要介護等級まで含めて、人数と総合の事業の人数まで社会福祉協議会の事業においてどんな形になっているか、お答えください。