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03月11日-03号

  • "介護保険制度"(/)
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  1. 宜野座村議会 2021-03-11
    03月11日-03号


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    最終取得日: 2022-12-30
    令和3年第4回定例会┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃                                                ┃┃              令和3年第4回宜野座村議会定例会会議録               ┃┃                                                ┃┠──────────┬─────────────────────────────────────┨┃ 招 集 年 月 日 │           令 和 3 年 3 月 9 日           ┃┠──────────┼─────────────────────────────────────┨┃  招 集 場 所  │         宜 野 座 村 議 会 議 事 堂           ┃┠──────────┼───┬──────────────────┬───┬──────────┨┃ 開 ・ 散 の 日 時 │開 議│  令和3年3月11日 午前10時00分  │議 長│  石 川 幹 也  ┃┃          ├───┼──────────────────┼───┼──────────┨┃  及 び 宣 言  │散 会│  令和3年3月11日 午後3時36分  │議 長│  石 川 幹 也  ┃┠──────────┼───┼──────────┬───┬───┼───┴──────┬───┨┃ 応(不応)招議員 │議 席│  氏    名  │出 席│議 席│  氏    名  │出 席┃┃          │番 号│          │の 別│番 号│          │の 別┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃ 並びに出・欠席議員 │ 1 │  仲 間 信 之  │ ○ │ 9 │  當 眞 嗣 則  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃          │ 2 │  津嘉山 朝 政  │ ○ │ 10 │  伊 芸 朝 健  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃出 席   12 名 │ 3 │  新 里 文 彦  │ ○ │ 11 │  小 渡 久 和  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃欠 席   0 名 │ 5 │  照 屋 忠 利  │ ○ │ 12 │  当 真 嗣 信  │ ○ ┃┃          ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃  凡   例   │ 6 │  眞栄田 絵 麻  │ ○ │ 13 │  石 川 幹 也  │ ○ ┃┃○    出  席 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△    欠  席 │ 7 │  平 田 嗣 義  │ ○ │   │          │   ┃┃×    不 応 招 ├───┼──────────┼───┼───┼──────────┼───┨┃△(公) 公務欠席 │ 8 │  山 内 昌 慶  │ ○ │   │          │   ┃┠──────────┼───┼──────────┴───┼───┼──────────┴───┨┃          │ 2 │   津嘉山 朝 政     │   │              ┃┃会 議 録 署 名 議 員├───┼──────────────┼───┼──────────────┨┃          │ 3 │   新 里 文 彦     │   │              ┃┠──────────┼───┴───┬──────────┴───┴──────────────┨┃ 職務のために出席 │事 務 局 長│  北 城   暁                     ┃┃          ├───────┼─────────────────────────────┨┃ した者の職氏名  │主     任│  松 田 聖 希                     ┃┠──────────┼───────┼──────────┬───────┬──────────┨┃          │村     長│  當 眞   淳  │村民生活課長 │  石 山   学  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │副  村  長│  山 城   智  │健康福祉課長 │  平 田 義 史  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃地方自治法第121条  │教  育  長│  新 里 隆 博  │健 康 福 祉 課│  野 辺 あやの  ┃┃          │       │          │参     事│          ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │会 計 管 理 者│  当 真 涼 子  │農 業 委 員 会│  山 内 慶 一  ┃┃により説明のため  │       │          │事 務 局 長│          ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │総 務 課 長│  下 里 哲 之  │産業振興課長 │  石 川 岩 夫  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃出席した者の職氏名 │企 画 課 長│  比 嘉 昭 彦  │建 設 課 長│  河 上 正 秀  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │観光商工課長 │  金 武 哲 也  │上下水道課長 │  仲 間 盛 雄  ┃┃          ├───────┼──────────┼───────┼──────────┨┃          │観 光 商 工 課│  島 袋 光 樹  │教 育 課 長│  當 眞   修  ┃┃          │参     事│          │       │          ┃┠──────────┼───────┴──────────┴───────┴──────────┨┃会 議 の 経 過 │別 紙 の と お り                          ┃┗━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛            令和3年第4回宜野座村議会定例会議事日程(第3号)                                         令和3年3月11日                                         開 議 午前10時┏━━━━┯━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓┃日程番号│ 議 案 番 号 │          件           名          ┃┠────┼────────┼─────────────────────────────────┨┃  1  │        │一般質問(伊芸朝健・新里文彦・眞栄田絵麻)            ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┃    │        │                                 ┃┗━━━━┷━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ○議長(石川幹也) これから本日の会議を開きます。(10時00分) △日程第1.一般質問を行います。  一般質問は会議規則及び申し合わせ事項により、答弁を含めないで30分以内とします。なお、1回目の質問及び答弁は登壇して行い、2回目以降の質問は質問席で、答弁は自席にて行うこととします。 通告順により順次発言を許します。 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) おはようございます。議長の許可を得ましたので、先に通告いたしました質問を行っていきたいと思っております。 まず初めに、放課後児童健全育成事業について。学童保育(放課後児童クラブ)の必要性や役割、子供たちはどのように過ごしているのか。支援員・指導員の役割や仕事の内容、各クラブの運営等がどのようにされているのかについて問われている中、事業の実施状況について伺います。(1)条例等、基準と運営指針について。(2)組織体制は。(3)村の役割と責任について。(4)事故発生時の対応は。(5)国、村の交付金・補助金・委託料について伺いたいと思います。 次、2番目に農地で営農型太陽光の取組について。近年、営農型太陽光の事業を実施するに当たって、設備の設置についてどのような条件や農地法との関わりがあるのか伺います。(1)農地で本事業に取り組む際、どのような条件、あるいは農地法の許可が必要か。(2)活用できる支援と融資は。(3)売電は。(4)農産物の制限は。それらについて伺いたいと思います。 次に、施政方針についてお伺いしたいと思います。子供たちの笑顔あふれる村づくりの中で、特定防衛施設整備調整交付金事業の今後の活用について伺いたいと思います。令和2年度当初予算説明で、漢那赤崎1号線の事業実施は、議会は承認し、年度末において事業が変更したのが、予算執行疑義がありましたので、質問させていただきます。(1)今後の調整交付金の活用。(2)学校給食費積立金の根拠は。(3)漢那赤崎1号線の全体工事計画と防衛の事務的状況はどうなっているのか。これについて質問をいたします。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) それでは伊芸朝健議員の一般質問にお答えします。 施政方針に対する質問を含めて3点ございますが、2点目につきましては農業委員会ということでございますので、私が1点目を答弁した後、農業委員会事務局長が答弁し、また3点目の質問を私のほうでという形で進めさせていただきます。 まず1点目の放課後児童健全育成事業についてでございます。(1)条例等、基準と運営方針についてでございますが、村では国の奨励基準である放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準に基づき、平成26年12月に宜野座村放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例を制定しております。本条例は、児童福祉法第34条の8の2に示された児童の身体的、精神的及び社会的な発達のために必要な水準を確保するものでなければならないというものであり、利用者が明るくて衛生的な環境において素養があり、かつ適切な訓練を受けた職員の支援により、心身ともに健やかに育成されることを保障するための最低基準を定めたものとなっております。主な基準としましては設備の基準、職員配置、開所時間や日数などがございます。本条例と村放課後児童健全育成事業実施要綱や、国が示している放課後児童クラブ運営指針に規定されている支援の内容等に係る基本的な事項等を踏まえ、各放課後児童クラブの実態に応じて創意工夫を図り、放課後児童クラブ運営を行っております。 (2)組織体制についてでございますが、各クラブへの補助金交付にて運営されております。設置は松田区、宜野座区、惣慶区、漢那区の4区で行われておりまして、区長がクラブ施設長を担っております。クラブの設置主体については、惣慶区は区が運営主体で、松田区、宜野座区、漢那区は放課後児童クラブ運営委員会が運営主体となっております。各クラブには運営規定が定められており、評議委員会も設置されております。 (3)村の役割としましては、補助金で運営していることから、放課後児童クラブ巡回職員を配置し、各クラブの運営に関することや、事務会計に関することなどの支援を行っております。 (4)事故発生時の対応については、各クラブにて対応を行い、必要に応じて村へ事故報告書の提出を行います。各クラブでは、児童や職員の傷害保険、損害賠償責任保険加入を義務づけており、万が一事故が発生した場合に備えるよう指導しております。また各クラブに村が作成した放課後児童クラブ健全育成事業安全管理マニュアルを配布し、それぞれのクラブの活動内容等を踏まえながら、独自に安全管理、危機管理マニュアルの作成をお願いしております。 (5)国、村の交付金・補助金・委託料についてでございますが、子ども子育て支援交付金を活用し、補助率は国、県、村、それぞれ3分の1となっております。 1点目については以上でございます。 ○議長(石川幹也) 山内農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(山内慶一) それでは伊芸朝健議員の一般質問にお答えいたします。 まず1点目の農地で本事業に取り組む際にどのような条件、農地法の許可が必要かについてでございますが、営農型太陽光発電については農地に支柱を立てて、営農を適切に継続しながら上部空間に太陽光発電設備を設置することにより、農業と発電を両立する取組でございます。設備の設置については、農地法に基づく一時転用許可が必要となります。一時転用の許可としましては、営農の適切な継続が確実かどうか。農作物の収穫量を地域の同じ年の平均値と比較して、おおむね8割以下にならないように維持することが挙げられます。 2点目の活用できる支援と融資についてでございますが、農林水産省の農山漁村再生可能エネルギー相談窓口としまして、内閣府沖縄総合事務局において実施に向けた取組支援を行っております。設備導入支援としましては、固定価格買取制度や廃熱・未利用熱・営農地等の効率的活用による脱炭素化推進事業がございます。融資については、沖縄振興開発金融公庫が支援する環境エネルギー対策貸付や、農業経営基盤強化資金がございます。 3点目の農産物の制限についてでございますが、農作物の種類の制限はございません。ただし発電事業を行っている間、営農を適切に継続できる体制が必要となりますので、耕作者がこれまで一度も栽培したことがない農作物の栽培を計画している場合や、地域で栽培されていない農作物の栽培を計画している場合などは、その農作物の知見を有する者による営農指導を受ける体制が整っているかを確認することで、営農が適切に継続できるかどうかを判断していく必要があります。 4点目の売電についてでございますが、一時転用許可申請書の添付書類といたしまして、電気事業者が接続に同意をする書面及び経済産業大臣の再生可能エネルギー発電設備の認定通知書の写しが必要となります。売電に関する手続については、経済産業省への申請となります。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 3点目の施政方針に対する質問の特定防衛施設周辺整備調整交付金事業の今後の活用についてお答えします。(2)学校給食費の積立金については教育課の範疇でございますけれども、関連しますので、まとめて私のほうで答弁させていただきます。 今後の調整交付金の活用についてでございますけれども、毎年の予算編成の際に各課に事業要望調査を依頼し、事業計画として要望のあった案件を予算の範囲において優先順位を考慮しながら事業実施を行っております。令和3年度事業については道路事業を4件、設計業務2件、工事2件でございます。上水道事業が1件、これは前原橋配水管布設替工事です。下水道事業1件、これは松田地区管路設計。防災事業1件、機能強化基本計画、学校給食事業が1件、これは基金事業となっております。 次に(2)学校給食費積立金の根拠についてお答えします。9日の補正第13号で御説明した内容について、補足して再度説明いたします。学校給食費の対象となる幼・小・中の児童生徒は、毎年多少の変動がありますが、令和3年度は813名おり、年間2,649万1,520円となります。その予算を年単価とし積立期間を8年、取崩し執行期間を10年として、総事業費2億6,491万5,200円の事業申請をしていく予定でございます。この年単価は、各家庭に請求していた保護者負担分でございまして、そのほか食育等を目的として追加で村が負担しております分が、まかない材料費として年間1,360万2,320円計上しております。 次に(3)漢那赤崎1号線の全体工事計画についてお答えします。事業内容につきましては、お配りしております令和3年度の重点事項調べでも掲載しておりますので、詳細は省略させていただきますが、今回の計画延長については、国道329号ローソン側を起点とし、中山原農地へ上るコンクリート舗装された農道までの延長350メートルの区間となります。令和元年度に実施設計を完了し、令和2年度より工事着手の予定でございましたが、令和2年度は工事着手をせず令和3年度より工事を開始いたします。まず漢那区からの強い要望であります大排水路を横断する橋梁の新設を行い、その後は条件整備が整い次第、順次工事を進めていく予定としております。次に、防衛局への事務的状況ということでございますが、本工事については新たに令和3年度工事として交付申請を行い、認められ次第、工事実施となります。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) (1)の条例等、基準と運営指針についてでございますけれども、学童保育、放課後児童クラブは施設も入所児童数も増えつつあります。保護者が就労などにより日中在宅していない家庭にとっては、必要不可欠なものだと思っております。実施主体である村において、学童保育現場によって実施状況が様々であり格差があるのが現状であります。村長より説明がありましたとおり理解はしておりますけれども、国の基準に定めた、それに基づいて本村においても条例、運営指針が制定されていると思っております。学童保育は村が実施主体となり、位置づけされております。そこで実施主体である村は、運営主体でこの条例に基づいて、本事業の運営及び説明について円滑に事業が運営されているか。そして支援員の職員が何名いて、どのような指導をされているのか。そういうものの実施状況を説明していただきたいと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 10番 伊芸朝健議員にお答えします。 まず条例等、基準運営方針、国の通達に基づいて村は条例、また実施要綱等を定めて、補助金の交付要綱も定めております。4クラブございますけれども、それぞれ基準に沿って、運営補助金ですので、利用料の部分、一部についてはクラブの中でも違うところはあるんですけれども、しっかりその辺は補助金ですので精査して、村のほうで対応しているところです。また各クラブの指導員の数についても、それぞれ4名から6名の範囲内で配置されております。それでクラブの状況に応じて運営をお願いしているところです。 引き続きお答えします。各クラブへの指導というか、運営の方法なんですけれども、村では健康福祉課内に巡回指導員として専属の職員を配置しております。運営支援、会計支援で毎月巡回させてもらって、その辺の会計の手引や運営の規定に沿った助言、アドバイスを行いながら、適切な運営ができているかということで実施しております。またこのクラブの運営に対して、年に一度保護者や、指導員の皆さんに対してアンケートなども実施して、クラブの運営をどういうふうに行うか、その生の声もアンケートのほうで聞いて、状況把握のほうにも努めているところです。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (10時21分) 再開します。               (10時22分) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 担当課のほうから説明がございましたので、理解しております。 そこで2番目の組織体制でございますけれども、条例でいろいろ調べてみますと、評議員だけしかないということでありますので、あえてこの組織体制について質問させていただきます。事業実施要綱に、地域住民で構成する評議員会の設置しかありません。適正な運営を図るために村、区、地域住民代表、保護者、子ども会、学校等で情報交換、より充実した放課後児童クラブの運営を共有し、また共通理解することが、この組織の体制においていいんじゃないかと思っております。そういう必要性から、全国には学童児童連絡協議会、県においては学童保育連絡協議会、それにおいてより充実した学童保育をつくる力が生まれると語っております。本村行政に対しても、この組織体制について、より情報交換、資料の中で、実施状況を見ますと、4区とも、バランスが取れていなくて、格差が大分あります。そういう状況の中で村に、県、国、一貫性を持つ村の連絡協議会を結成したらどうかと私は考えておりますけれども、当局としてどのように考えているのか、お答え願います。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 引き続きお答えいたします。 全国には学童保育連絡協議会が、また県においては学童保育連絡協議会等がありますけれども、こちらのほうはクラブが任意で加入するものになっております。村ではなくて、各クラブが任意加入となっております。そういった組織に加入する際には、また負担金等も発生するということで、これは各クラブの中でそういった加入の際の負担がどうなるかというのを各クラブで検討してもらうということになっています。村としましては、評議委員会が各クラブに設置されているのは承知しているところなんですけれども、各施設長の皆さん、区長の皆さんと連絡会議ということで年3回ほど開催させてもらっています。その中では、この適切な連絡協議会に変わるものは、この施設長連絡会議でその目的が十分達せられると考えておりますので、その中で県や国の情報等もいろいろな情報がございますので、そちらの場で各施設長の皆さんに情報を提供して、クラブ運営に適切な会議として、その体制を整えてやっているという認識です。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 今、課長の答弁ですね、組織に加入するには負担金が発生すると、この辺は実施主体である村のほうで予算化して、そこを各クラブの統一を図る意味でやったらどうかと思いますが、今負担金の問題でこだわっているのかどうか、説明してください。
    ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) お答えします。 先ほど課長からも答弁がありましたけれども、負担金については全国的な組織だとか、県の組織については任意での参加ということでありまして、あえてそこに入る必要があるのかどうかというところが、議論になるのかと思っています。村のほうでは、今、各区長が施設長を務めているということもありますので、やはりその中で地域にあった放課後児童の受入れ体制というのを取り組んでもらえるようにやったほうが、逆にいいのかなと思っております。また各区においては、これまで学童クラブが設置される前の取組がそれぞれ異なる状況がございますので、元々公民館に子供たちを日々受け入れていたところと、塾みたいな形でやっていたところというようなことで、それぞれ違いがありますので、やはりそこはなかなか一気に統一というのは難しいところがございます。ですからそれは各区の中で、うまくまたよりいい形に持っていくというのがいいのかなと考えております。ただ共通の課題については、定期的に職員も集まりなどを通して話もしていますので、その中で課題点を見い出していけば、問題解決につながるものだと考えております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 村内で充実した運営をするのも、大変いいのかと思っておりますけれども、やはり県の組織に加入することによって、県内のそういう活動状況、運営状況が、大変意義あるものだと思っております。そういうことからして、やはり県内のそういう状況を知ることによって、組織に加入したほうがいいんじゃないかと思います。どんなでしょう。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 県内においては、やはり民間で運営されているところが多くございまして、そういう事業主体と村内に置かれている状況というのは、大きく異なると考えております。ただ先生方も含めて、そこに従事される皆さんのスキルアップ等も含めて必要性はあるだろうと思っていますので、そういったことについては、あえて協議会に入らなくても研修なり、そういう取組はできるかと思いますので、そういう中で現在考えているということでございます。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) とりあえず前向きに検討していただきたいと思っております。 次に、村の役割と責任についてでございますけれども、学校保育に地域子ども支援事業の一つとして、村が実施主体となると位置づけされていると思います。村には事業を行う責任がありまして、本事業の推進に当たってどのような役割や責任があるのか。現状として説明してもらえませんか。現状はどうなのか。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 引き続きお答えします。 現状を把握するために、うちの巡回指導員が毎月、またその都度クラブに出向いて指導を行っているところです。また安全管理マニュアル等もありますので、そちらにチェックシート等もございますので、そちらもクラブの中で指導員の先生方といろいろ議論をしながら、適切な運営がされているかということで行っています。実施主体は市町村ですけれども、運営はクラブに委託できるということになっておりますので、その関係上、しっかり点検をしながらやっていますので、そういう体制で村は進めております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) まず担当課に、指導員とか支援員とか、そういう補助員がいらっしゃると思うんですけれども、担当課に今役割を果たす巡回指導員は何名いらっしゃいますか。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 任用職員として1人配置しております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 分かりました。 次に、4番目の事故発生時の対応のことなんですけれども、条例第6条で放課後健全育成事業の非常災害対策としてありますけれども、災害に必要な設備の設置や非常災害に対する具体的な計画を立てて、これに対する普段の注意と訓練と避難及び消火に対する訓練や、災害や事故発生時の訓練が必要とされていることから、実際に条例ではこう定められておりますけれども、実際にこれは行われているのか。万が一そういう発生した場合、その運営主体である、また事業実施主体である、こういう連携は十分に取られているのかどうか。そういう訓練もされているのかどうか。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 引き続きお答えします。 各クラブに対しましては村のほうから安全管理マニュアルを提供させてもらっています。その中で、事故や災害の備え、また来所、帰宅時の児童の安全確保、外部からの侵入者への対応とか、また緊急災害時の対応、けが、病気への対応、そういった具体的な対応策をマニュアル化してクラブのほうに提供しております。また避難訓練等につきましても、年1回から2回、各クラブにおいては開催しているということでやっております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 分かりました。 次に5の国、県、村の交付金、補助金、委託料について、このことについてですけれども、本事業を運営していくには、運営主体、区でありますけれども、保護者負担の中で保育料、おやつ代、利用料、行事等があります。国からの補助金、単価を示して、国、県、村が3分の1ずつ負担して、村が区に補助し、または委託していると思っております。各事業所この事業状況が、先ほども申し上げましたけれども、実際にこの内容が統一されていないと。この辺について、先ほど課長からありましたように、この会合の中でこのことも話されているのか、説明してもらえますか。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 引き続きお答えします。 この事業は、国の子ども・子育て支援交付金を活用しまして、それぞれ3分の1の補助金ということで、審査して交付しております。補助金交付要綱の中で基準がありますので、そちらでやっています。また施設長の皆さんと運営について協議をしているところなんですけれども、次年度以降、宜野座区のほうに学童が新設されるということで、それに向けて村として補助金ではなくて委託事業でも可能かどうかということで、協議を今、各区長のほうと進めている状況もあります。今後、その件につきましてはどういった運営がいいのか調査して、また施設長の皆さんとしっかり議論して検討していきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 村のほうで運営主体である区のほうに補助金として今流していますけれども。今、課長がおっしゃっているように宜野座区が今この施設を進めております。そういう中、実施主体である村が運営主体である区に委託しているものですから、その辺の性質上、補助金じゃなくて委託料としてそれを検討されたことはないのか。先ほどもありましたが、どんなですか。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (10時35分) 再開します。               (10時36分) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 引き続きお答えします。 現在、運営補助金という形で交付して運営してもらっておりますけれども、実施主体は市町村でございますので村でございますので、そこら辺を今後業務委託にした場合、メリットデメリットもありますので、そういったことをしっかり各施設長の区長と協議して、どういった形の運営が、統一してまたメリットがあるかというのも研究して協議していきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) どうぞ検討されていただきたいと思っております。 次に、農業委員会の件でございますけれども、農地で営農型太陽光の取組について質問させていただきました。説明は理解しております。営農型太陽光発電は、設備の設置は農地法により一時転用許可が必要であるということで説明がございました。農作物も制限はないということで、説明されております。このようなことから、本事業は農作物の販売収入、または売電による収入や農業の収入拡大による農業経営においても推進が期待されていると私は思っております。荒廃農地利用活用促進事業を、遊休地の解消を図ることから、これは村長のほうも令和3年度の施政方針の中でも取り上げて、解消に向けてやるということでありますので、農業委員会としてこの遊休地の活用に向けて検討の余地がないかどうか、質問いたします。 ○議長(石川幹也) 山内農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(山内慶一) 続けて伊芸議員にお答えします。 遊休農地の活用ということでございますが、農業委員会につきましては、農業委員の業務としまして担い手の農地の集積というのがございます。その辺りを考えますと、遊休農地の解消については担い手ですね、遊休農地を借りたりとか、そういった手続、要件の設定をするということを考えております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 農家にとっても、大変これはメリットのある事業だと私は思っておりますので、農業委員会の中で真剣に検討されて、行政の中でもまた検討されていただきたいと強く要望して、これは終わります。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 農業振興と絡む部分がありますので、少しだけ答弁させてください。すみません。 この営農型太陽光の設置については、全国でかなり担い手がいなくなって、農地が多く余っているという土地を有効活用しながらやっていこうという考え方の下で生まれてきた考え方、またクリーンエネルギーも含めてなんですけれども。ただ本村においては、今多くの若者だとか担い手の皆さんが農地を求めている現状がございます。そういった中で、この営農型の太陽光の設置については、やはり場所をですね、しっかりと設置場所というのを考えていかないと。例えば優良農地にそういった太陽光が設置されたりすると、やはりこの貸す側にとってはいいかもしれませんけれども、やはり農業の生産、農業振興という観点から見ると、また問題が発生するのではないかと危惧をしております。そういう意味では、先ほど農業委員会局長からもありましたけれども、やはり求めている農家が多くいる中で、そういう人たちに農業をしてもらうような形に持っていくほうがベターだろうと私は考えておりまして、その太陽光の設置というのは、ややもすると村内の至るところでこの優良農地に太陽光が設置される可能性があるのではないかということは危惧しておりますので、その辺りについては慎重に村としては対応すべきだろうと。もちろん権限はいろいろ違うのでありますけれども、そういう考え方は持っているということだけお伝えさせていただければと思っております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 行政は行政としての考え方があろうかと思いますが、私たち農業をするものにとって、村内に遊休地がございますので、そういうことを今回質問させていただきました。ひとつお互いにメリットのある事業を促進していただきたいと思います。 次に、施政方針についてなんですけれども、特定防衛施設整備調整交付金事業の今後の活用について質問いたします。令和2年度当初予算説明で、漢那赤崎1号線の事業の実施を議会は承認いたしました。年度末において事業が変更したのが、予算執行疑義がありましたので、質問させていただきます。(1)今後の調整交付金の活用ということでありますけれども、この調整交付金事業は、これまでいろいろ事業がございました。この事業は防衛施設に隣接し、迷惑をかけている本村6区にこれまで平等、均等に恩典を与えていることが実情であります。そういうことから村長として、今回漢那区の赤崎1号線、ほかにもあったかと思うんですけれども、どうしてこの赤崎1号線の予算執行を止めたのか。その辺、もう一度説明をお願いしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 この件については、全員協議会また臨時議会などで繰り返し説明してきておりますので、答弁も重複するところがあるかと思いますけれども、御了承ください。調整交付金の事業については、年度内で執行できるかどうかというのを、やはり条件整備が整っていれば実施したり、またその辺は柔軟に対応しているのがこれまでの状況です。令和元年ですか、平成31年度の予算の中では、赤崎1号線の整備というのは調整交付金の中にはなかったんですけれども、漢那区の行政委員会の中でこの件が出まして、それで途中でまた見直しをかけて事業実施に向けて取り組んできたという経緯がございます。今年度の実施については、新たに橋をですね、大排水路を横断する橋を設置する予定としておりました。ただその整備については工期の関係もありましたし、また現に利用されている排水路の横での施工、また漢那区においては元々低地ということで、湧き水などの可能性も多々ある。また時期的には雨の多い時期ということなどをいろいろ勘案しまして、実施するのは見直しして、新年度にしっかりと対応しようということで判断した次第です。そのことについては、漢那区の行政委員会の中でも説明して了解を得ております。新年度については、その新しい横断する橋をまずは整備していこうということで、予定しているところでございます。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 今、村長から事業の変更について内容がありましたけれども、今日はこの災害に伴って、今日の日は3月11日は、東日本大震災から10年となり、戦後最悪の自然災害と言われています。このような災害は、沖縄県内で起こる可能性も十分あるんだということが、県内各地の防災の取組が求められております。漢那区民においては、毎年避難訓練も行われております。これらもやはり先ほど申し上げたそういう災害が、いつ何時起こるか分からないということで、訓練されていると思います。このようなことから、漢那地内は沿岸、また川沿いなどの低地に住宅地が多いため、予期しない津波が発生したときにはどうするかということが考えられると、大変危険区域であると私は思っております。そういうことからして、どうして予算どおり執行できなかったのか。人命が優先だったと私は思っております。学校給食においても大事なことではありますけれども、我々議会においてはこの予算執行を承認したんですから、そのとおり人命を救う、区民を救う意味から、ぜひとも予算執行してもらいたかったんですけれども。本当に村長の真意をもう一度お伺いしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 この件について、人命か、私の公約の学校給食費かみたいな議論が出されたりしますけれども、漢那区において、その大排水路を横断する橋が全くゼロで、行き場がないということであればいち早く整備しないといけないということもあろうかと思います。ただ今、漢那区においては福山に上る側の赤平線の工事を別の事業で実施しております。また大排水路については、横断する橋も今、現にあることもあるんです。ですからそれをより安全に移動しやすい方向でということで、漢那区からの要望がございましたので、追加でもう1本設置しようということで考えているところでございまして、何も人命をないがしろにしているということではありません。そこはぜひ御理解いただければと思います。調整交付金については、やはり限られた財源でございますので、それを有効利用していこうということで、工事のほうも別件を予定していたんですけれども、それが令和2年度で実施できないということで、予算が少し余りました。それに伴って、赤崎1号線にまとめてやったらどうかというような話もあったんですけれども、約5,000万円の事業をする上で、650万円程度の単費が出ることも見込まれたというような状況などを総合的に判断したというようなこともございます。ただ先ほどから繰り返し申し上げていますけれども、工事を年度内に収めないと、その残りの補助金は返還しないといけないということが予想されたものですから、それよりは新年度にきちっと整備しようということで判断したということでございます。繰り返し申し上げますけれども、人命を軽んじて、この事業を次年度に回したということでは決してないということだけは断言させていただきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) その辺は、理解はしております。 次に、漢那赤崎1号線整備工事の目的は、側溝や排水溝が機能していないと。大雨の場合は道路上に冠水して、それから周辺住宅に被害を及ぼしていると。生活環境の改善を図りますということであるんですね。この宜野座の村の予算ですね、次年度の重点事業、それから行政懇談会、こういういろいろな資料の中で、たくさんある事業の中で特に漢那区の赤崎1号線をメインにうたっているわけです。そういう中で、どうしてこの整備工事ですね、先ほども村長からいろいろありましたけれども、中止されたのかということを、私にはあまり理解ができないです。村長、その辺含めて再度答弁してもらいたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 事業を中止したわけではなくて、次年度、令和3年度にまた実施することにしたということでございます。この調整交付金の事業については、やはり工事に当たっては用地買収の問題だとか、条件整備というのがどうしても出てきます。その辺りを完全に通行止めにして事業をするということではなくて、例えばう回路をつけないといけないといけないということなども総合的に見ながら、担当課のほうでは事業を進めているところです。実際、この新しい橋をつけたときに、今の道路よりもマウンドというか、高さが上がることになりますので、既設の道路につなぐときに、そこにある程度の勾配というか、すり付け部分が発生します。そのすり付けの部分については、調整交付金の事業ですので、例えば区が用地買収をするとか、そういう問題も出てくるわけですので、その辺りを総合的に考えたときに、今年度は難しいのではないのかというような判断。先ほどから申し上げていますけれども、気象条件など、あと予算、総合的に判断して次年度に回すということに判断したわけでございまして、予算をしっかりと執行していくという意味では、必要な判断だったと私としては考えております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) いろいろ判断もあろうかと思いますけれども、これまでこの工事を進めるに当たって、去年の3月に予算、一般会計を承認しました。その後、建設課においてはこの事業に取り組んできたと思っております。そういうことからして、建設課長にちょっとお伺いしたいんですけれども、この本工事の全体工事計画がどういうものであったのか。先ほども村長からありましたように、いろいろな事情があって用地買収とか、何とかできなかったということでありますけれども。事務的にですね、どうだったのかと。その辺、どうして中止になったのか。これは建設課との調整でこうなったのか。その辺の説明をしてくれませんか。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) 続けてお答えします。 この工事は、先ほども村長からありましたとおり350メートルの区間を予定しております。全体は350メートルですが、今回漢那区から、平成24年ぐらいの行政懇談会のほうからずっと要望しております、漢那小学校に渡る橋を増やしてほしいということがありましたので、今回1橋を追加して、3橋を渡る、橋を予定しております。まず橋なんですけれども、今の現況の橋が5メートルしかございませんので、今回造る予定の橋は歩道もプラスして、車道5メートルに歩道が2メートルの橋梁を予定しております。これは既設の橋も全て造り直ししていく予定にしております。そのために新設の橋梁を1つ先に造ってから、随時既設の橋を1年ごとに造り替えしていくという予定で進めているところであります。なぜ3橋かといいますと、村の防災計画の中で漢那区の共同売店から兼箇段の土地改良地区に向かって行く道路がありますけれども、それから南側の方々をいち早く避難地であります漢那小学校に避難させるための計算がされて、今3橋となっております。そしてまた、今回は新設の橋梁1橋と、調整交付金の調整のためにローソン側から約40メートルの道路を発注する予定で進めておりました。建設課におきましても、またずっと大型工事だけを発注してきましたので、下位ランクの土木の方々にも少し工事を発注しなければいけないということで、こういう小さい工事を発注する予定にしておりました。建設課としては、12月14日に交付申請を出しまして、25日ぐらいに防衛局の職員の方々と調整をして交付決定を下ろしてもらう予定では進めていましたが、途中、17日に副村長のほうから、ちょっと見直しできないかということがありまして、すぐさま決裁を回すのを止めてもらって、取下げした経緯があります。その後、この交付金の配分が建設課には回ってきませんので、その後はもう建設課では答弁がちょっとできません。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 先ほど村長のほうから、条件整備が整っていなくて年度内の工事が着工できなかったということであったと思います。その辺を考えると、建設課においては本当に条件整備が整わなかったのか。この取下げの、あまり具体的な中身が私は分からないんですけれども。担当課として本当に、今、村長がおっしゃった条件整備が整わなかった、用地買収とかいろいろあったと思うんですけれども、この辺はどんなだったんですか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 行政の中で、総合的に判断して事業を延ばすということになったと先ほど答弁させていただきましたけれども、そのリスクも勘案しながら、天候のこともありましたので、そういうふうに副村長とも相談しながら判断したということでございます。これは行政の中では最ものことでございまして、担当課と意見が食い違うことも一部、この件に限らずですけれども、そういうところはありますけれども、最終的にそういう判断をして、今回の事業を実施するしない、そういう判断をしたところです。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) もう一度建設課長にお伺いしますけれども、本当にこの事業が着工できない状況にあったのか。どんなでしょうか。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) お答えします。 着工はする予定で申請はしておりましたので、仮設費とか、そういうのがかかるので確かに今回ちょっと見直しということであります。今回見直しはしましても、橋梁を2つ付け替え、1つ新設しますので、どっちみち仮設は必要となってきます。そういうことでローソン側から道路整備をしながら、また新しく歩道が付きますので、第1橋から後半側がですね、それまでには漢那区のほうも用地買収していただけるんじゃないかということでローソン側から工事を進めながらと担当課としては考えておりましたけれども。その辺、ちょっと担当課の村長への説明不足があったかもしれませんけれども、今回の結果になっております。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 先ほども話もしましたけれども、工期の件もありました。担当課からは、着手をする方向で進めていますけれども、工期もあまり余裕がない状況でございました。村では、過去に松田小学校の事業で工期が間に合わなくて、補助金から外れて単費を出さないといけないということも過去にはありましたので、ぎりぎりの工事というのは危険じゃないかということ、併せて単費の持ち出しもそれなりに多いんじゃないかということを踏まえて、今回事業を延ばしたということでございます。ただ先ほどから申し上げておりますけれども、横断する橋については、既存の橋もございますので、そういう中で総合的に判断したということでございます。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 村長と担当課のちょっと食い違いはあるんですけれども、やはり結果は終わってしまっております。今後はやはりいろいろ内部の調整も必要じゃないかと考えておりますので、ひとつよろしくお願いします。 最後に、令和2年度一般会計当初予算説明ですね、今回のこの漢那赤崎1号線実施事業、年度末において事業の変更に伴って関係区だけの合意形成、あるいは承諾を得たということの説明がありましたけれども、漢那区だけの承諾で、これで可能なのかということと、予算審議、私たち議会でいろいろ予算審議いたしました。その中で最終的に承認しております。村議会の事前説明も、承諾もないで、事後でこのような説明を受けております。その辺から考えますと、この問題については議会がちょっと無視されているような、あるいは軽視されているような、こういうことに私は納得できません。本来は議会が承認したので、予算執行してもらうという条件の中で承認しているのですから、漢那区に了解を得る前に議会に事前説明は必要じゃなかったかと思いますけれども、その辺はどんなでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 まずはこの調整交付金というのはやはり枠がありまして、事業ができるできない、条件に合わせてそれを実施するしないということが、これまでも繰り返し行われてきております。用地買収ができれば工事はしますけれども、できないときにはまた予算を変えたりして対応しているというのが現実でありまして、それは議会のほうでも、今までも承認いただいているかと思います。ただやはり地元区の中で、担当課からは今年度実施しますよということの話を、赤崎1号線については実施するということを区のほうと調整してきた経緯がありましたので、やはり地元区の了解を得た上で議会に相談すべきだということで、全員協議会も開催させていただきましたし、また本会議などでもこれまで再三説明してきているところでございます。また誤解があったら困るんですけれども、調整交付金の事業について、あえて基金化しないでも単年度で2,500万円組めば、学校給食費の無償化というのは可能なんです。ただ今回あえて基金に置いたのは、これまでこの予算を余らせてはいけないというような中で、道路を延長したり、こういった工事を調整しながら事業を進めてきた経緯があるんですけれども、基金を置くことで、そこにまたまとめて置けるだろうということなども含めて考えたわけでございまして、何もこの赤崎1号線の工事を取り止めなければ学校給食費の無償化ができなかったということではないんですよ。ですから毎年2,500万円ずつ組めば別に問題はないというようなことでしたけれども、今回このような予算の組み方をしたというのは、やはり先ほど申し上げましたけれども工期の問題だとかいろいろ条件整備などを含めて考えたときに、時間的にも厳しいというようなこともございましたので、そういう総合的な判断をしたということでございます。何も議会を軽視したということではなくて、手続を踏みながら全員協議会にも説明してきました。惣慶区の道路においても、過去には事業実施するというふうに進めてきましたけれども、条件整備ができなくてやっていない道路があるというのは、議員のほうも御存じかと思います。そういうことも内部の中ではありますので、今後も予算についてはいろいろ調整しながら、当初組んだとおり実施できるようにというのは心がけますけれども、条件が合わないときはまた見直しをして、予算を効率的に使っていきたいと思っております。 ○議長(石川幹也) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) どこが先かということが問われると思うんですけれども、やはり議会が予算執行する関係上、その辺はちゃんと議会へ事前説明しながら今後の行政運営に図ってもらいたいと切にお願いしたいと思います。 最後になりましたけれども、村で防災対策をいろいろ冊子もつくられておりますけれども、村の担当課において、ちゃんと資格を持った防災士がいるのか。その辺、どんなでしょうか。 ○議長(石川幹也) 下里総務課長。 ◎総務課長(下里哲之) 引き続き伊芸議員にお答えいたします。 村といたしまして、現在防災士等の配置はしておりませんが、資格を持った方は何人かいらっしゃるということで、これは確認しております。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (11時10分) 再開します。               (11時11分) 伊芸朝健議員。 ◆10番(伊芸朝健) 先ほど村長のほうからも漢那は低地であり、いろいろ大雨の場合もあると。これは防災と関係するもので、このように防災士がいるかと質問しているところなんです。今、新聞にも津波対策ということで、大きく報道されております。そのことからして、私はあえて防災士がいるのかということを確認しているところでございますが、この辺は御理解願いたいと思います。以上で終わります。 ○議長(石川幹也) これで伊芸朝健議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (11時11分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (11時21分) 順次発言を許します。 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 皆さん、こんにちは。議長のお許しが出ましたので、その前に少し私のほうから一言、お礼と激励の声を述べさせてください。 昨日、県立高校入試合格発表がありました。その中で宜野座中学校3年生が、おのおの自分の志望校、またそういった面から全員合格というようなことがありました。本当に喜ばしいことです。そういった中に、このコロナで学校も対面授業できず、いろいろな形で頑張って、その中を議会でもいろいろ取り上げ、行政にも要望をかけ、職員にもというようなことでありましたが、献身的な先生方の支え、またそういった先生方の意見を取り入れて行政が一つになってやってくれて、またその支えがあって子供たちが目標に向かって飛び立って行けたことに、ありがとうと、頑張れというような、またこれからの飛躍を期待していきたいと思います。 では先に通告しました3点を一般質問させていただきたいと思います。1点目、第2回子ども議会開催についてです。平成28年第1回宜野座村子ども議会が開催され、当時の実施要綱の趣旨には(1)児童生徒が議会運営等を体験することにより、村議会や役場の仕組みや働きについて関心と理解を深める。(2)日常生活と政治との関わりについて考える機会とし、福祉の向上に努める姿勢や郷土を愛する心を育成する。(3)子供の視点からの意見を尊重し、将来の宜野座村の村づくりに生かすと記されております。2020年度、コロナの影響で多くの我慢と不安を抱え過ごしてきた子供たちが、子ども目線で運営する子ども議会開催について伺います。 2点目です。社会福祉及び計画。福祉にはいくつもの分野があり、その一つ一つを理解していただくための学びイベントが、各種専門講師を招き、プロジェクターを用いて、最後には質問に答える講演などが多いです。そこで一番分かりやすく、子供から大人まで、全体で学べる映画などを上映し、自治の力をつける周知事業(特別活動)はできないか、その辺を伺いたいと思います。 3点目、介護事業と社会福祉事業についてでございますが、やはり住みよい宜野座村、毎年人口が増えてうれしく思います。一方、高齢者福祉の重要性が言われる2025年の課題など、本村における総合事業について、多くの高齢者が公平、平等かつ介護事業、地域福祉事業を利用していくための状況を伺います。(1)村の実施している介護事業について。(2)村内介護事業の状況。(3)社会福祉協議会実施事業全体の内容。(4)民間事業所との関係性を伺います。 以降、質問席にて行います。答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 第2回子ども議会の開催について、3番 新里文彦議員へお答えいたします。 子ども議会の開催につきましては、本村の児童生徒が日常生活と政治との関わりについて考えるよい機会となり、子供の視点から将来の村づくりに生かすことを目的に、新年度において宜野座村教育の日が行われます教育の日月間の11月に開催する方向で進めております。今年度も開催する計画を立てておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から実施が困難と判断し、中止が余儀なくされたところでございます。新年度の開催につきましては、去る2月に宜野座中学校と宜野座高等学校に実施要綱を確認していただき、学校の年間計画に位置づけ、リハーサルや当日の引率などの協力も依頼しております。実施の際には、議員の皆さんにも一般質問の方法や質問のまとめ方、あるいは議会の進行などについて、御指導をいただくなどの御協力もお願いしたいと考えており、議会と共同開催のような形で子ども議会の成功に向けて取り組んでいければと考えております。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 新里文彦議員の質問にお答えします。 2点目の社会福祉及び計画についてでございます。村では、平成28年度以降に文化センターがらまんホールにおいて、若年性認知症講演会や福祉関係外国映画の上映会を開催し、村民の皆様に福祉の理解を広める取組を実施してきました。また令和元年度には、在宅医療介護連携推進事業にて金武町、宜野座村、恩納村、3町村合同で令和2年2月に金武町立中央公民館にて、「わーがるまーすむん」自分の最期は自分で決めるという講演会を開催いたしました。これからの人生を自分らしく楽しく過ごすために、劇団こかげによる寸劇「命しるべ」や、医師の講演を通して在宅医療と介護について、子供から高齢者まで学びの機会を提供しました。これらの映画上映や演劇等を通して、広く児童から大人まで、全村民向けの開催をしていくことにつきましては、福祉教育や啓発活動において極めて重要なことであり、予算や事業内容を検討し、今後の開催に向けて関係機関と調整を行ってまいります。 次に、3点目の介護事業と社会福祉事業についてでございます。村が実施している介護事業については、介護予防日常生活支援総合事業があり、介護予防生活支援サービス事業として事業対象者及び要支援1、2の方に対して、介護保険現行相当の通所型サービス(デイサービス)と訪問型サービス(ヘルパー)、村独自の訪問型サービスC(はいさいリハ)を実施しております。はいさいリハは、通所型の介護予防事業や地域のコミュニティーに参加することが困難な高齢者に対し、委託先であります金武スポーツ整形クリニックの理学療法士と地域包括支援センターの保健師、看護師、介護支援専門員等の専門職が連携し、訪問による介護予防プログラムを短期的、集中的に実施し、事業終了後にはそのほかの介護予防に資する活動につながるよう支援しております。また65歳以上の全ての高齢者を対象とした一般介護予防事業として、各区で毎週開催していますぬちぐすいどころと60歳からの健康づくり教室、これは中級、初級があります。 次に2点目の村内介護事業の状況につきましては、村内には特別養護老人ホームでいご園が1件ありまして、要介護3以上の方から入所が可能となっており、定員109名に対し利用者が109名となっております。地域密着型小規模多機型居宅介護施設がらまんの里が1件ありまして、定員29名に対して利用者が6名となっております。地域密着型認知症対応型共同生活介護施設、これはグループホーム虹の家が対象となりますが1件、定員9名に対し利用者が9名となっております。住宅型有料老人ホーム、これはかけはし、かんなの里の2件がございます。かけはしについては定員18名に対し、利用者18名、かんなの里に関しましては定員48名に対し利用者43名となっております。通所介護事業は、介護センターかんな、指定通所介護事業所に登録者が35名いらっしゃいます。地域密着型通所介護、デイサービスえにしについては登録者が20名、宜野座村通所介護事業所社協については登録者が61名、通所リハビリテーション、これはかんな病院については登録が47名となっております。訪問介護事業所は、宜野座村訪問介護事業所、社協ですけれども、利用者が18名いらっしゃいます。介護センターかんな訪問介護事業所えがおという名前ですけれども、利用者が12名です。訪問看護事業所は、訪問看護ステーションぎのざ桑の実でございまして、利用者が30名です。以上が村内介護事業所の利用状況となります。 (3)村社会福祉協議会の実施事業全体の内容についてでございますが、村社協は昭和59年1月31日に厚生大臣から設立認可を得て以来、地域福祉の充実に向けて変遷を重ね37年目を迎えています。平成28年度に第3次宜野座村地域福祉活動計画を策定し、村民福祉の向上に向けて鋭意取り組んでもらっています。社協職員は総勢43名、事務局6名体制でございますが、地域活動を主にニーズに対応した毎日型の配食サービスや、介護保険事業部門では居宅ケアマネが2名、訪問事業が7名、デイサービスに22名となっており、障害福祉サービス部門については就労継続支援B型事業はばたきでございますけれども、そこに6名、地域活動センターアイリスに2名、相談支援事業所ハピネス1名で、運営体制を整え各種事業を展開してもらっています。また村からの委託事業としましては、地域福祉センターの管理業務を指定管理者として受託してもらい、そのほかの事業としまして村が実施します外出支援事業や障害児の移動支援事業、就労支援センターの容器包装廃棄物分別事業などに取り組んでもらい、村民の福祉課題や生活課題の対応に取り組んでおります。 民間事業との関係性についてでございますが、社協の事業内容は4つに区分されておりまして、1つ目に法人運営部門、2つ目に地域福祉活動推進部門、3つ目に相談支援・権利・養護部門、4つ目に介護生活支援部門というふうに事業区分がされておりまして、社協でなければできない事業としまして、2点目の地域福祉活動推進部門、3点目の相談支援・権利・養護部門が中心となります。4点目の介護生活支援部門においては、民間事業所と同一事業を実施している側面もございますが、これまで収益面において事業単年度で赤字状態も見受けられ、全体として資金面の収支残高では減少傾向となっております。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 一つ一つまた行っていきたいと思います。 先ほど教育長のほうから、子ども議会開催について、11月頃教育の日の制定に合わせて行っていきたいということがありましたが、このコロナ禍で去年も津嘉山議員が質問をして、やるというような流れで、本当に去年はできなくて、今度4月から始まって、やっぱりコロナだからできないというような流れは、もう重々理解しております。そういった中で、今回、去年やるべきだった子供たちが、どういったふうなことを考えていたのか。また高校進学をして、今の高校1年生がなぜ部活に入らなかったのか。そういった面から、生活が全部壊れていった状況があるんですよね。お父さん、お母さんのパートがなくなって部活ができない状態だとか。自分なんかも頑張らないといけないからバイトやらないといけないとか。本当に体験しているのは子供たちです。議員が幾ら何を言おうが、大人が何を言おうが、子供たちが思っていることはどこに届けるんだろうと。行政がどんなに手厚くやっても、子供たちが感じていること、学び以外でもスポーツでも、何でもやりたかったはずなのに、なぜそれができなかったんだろう、どう受け止めたんだろう。そういった面から、子供たちが思っていることを一つ一つ拾い上げていたのか、昨年ですね。今回開くに当たって、どういった形で、先ほど中学校、高校にも教育長はお伺いを立てているというような話もありました。もうこれから6年ですよね、去年、毎年5年単位でやっていこうというような実施計画もあって、今回6年。だけど去年の子供たちはとても我慢させられた、このコロナにですね。経済的にも我慢させられた。そういった面から、去年の形を基にして、今年の在り方をもう一度確認したいと思います。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 3番 新里文彦議員へお答えいたします。 議員がおっしゃるように、令和2年度はコロナ禍の中、子供たちは大変な状況だったと思います。休業期間中が27日間発生しましたし、その間、また学校が再開されても夏季休暇の短縮などがあって、行事の中止などもありました。学校のほうでも、また休業期間で失われた教育課程を取り戻すために精一杯頑張っていただいたところでございます。そういう状況の中、去年も子ども議会ができないかというふうに動きはしたんですけれども、やはりコロナ禍の中で出来なかったということは残念でございます。そういうこともあり、去年は中学生を対象に子ども議会を開催したいと考えておりましたが、新年度においてはそういう状況も踏まえて中学校と高校も含めた形の子ども議会が開催できないかと考えております。ですので、今回の卒業生が高校に行って、それに関わるかどうかは分かりませんけれども、少なくとも宜野座高校のほうにも宜野座村の行政を、宜野座村自体を意識していただくために、今回は中学校と高校生併せての開催をしたいと考えているところでございます。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 前回は中学生のみでした。今回は高校生まで対応していただけるというようなことで、ちょっと安心しています。そういった中で、やはり子供たちが見る目線、また子供たちの世界があるんですよ。その世界でバスの移動、学校の登下校、いろいろな形が子供たちからの話があると思います。高速を利用して学校に行きたい子もいるかもしれません。短時間で済むから。だけどそこに宜野座村には、高速バスは来ないんですよね、降りたくても降りられない。行きは行けても帰りは帰れないなど、いろいろあると思います。また生活環境の中で、ものすごく変わったのが、やはり我慢を強いられたことですよね。大人でも仕事を失う時代に、子供たちがどうあがいてもバイトができる環境もない。どう助けたくても助けられない。家庭のために、ましてや兄弟のためにそこで頑張りたい子供たちがいたけれども、そういった場所が見つけられない、生活を強いられている。その状況から、本当に子供たちが今、宜野座村の整備やインフラではなく、子供が本音で話せる子ども議会ですね。先生方が指導してくれるのは、もうものすごい重労働だと思います。いろいろと文案を練ったり、こういったときにはこうやるというような、先生方も本当に重労働だと思う。だけど子供たちから見た私たちの生活、また子供たちから見た私たちの宜野座村などという形でのテーマを提出して、そこで笑顔を引っ張って、この子供たちの目線の声を届けられるように議会が今後開催できるのか。それをちょっと伺いたいと。テーマというような形であるのかですね。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けて新里文彦議員へお答えいたします。 子ども議会について、教科の中では公民の授業に当たると思いますけれども、公民の中では、「現代の民主政治と社会」とか「地方自治と私たち」みたいな章がございます。そういう授業の一環として取組めればいいのかと思っていますが、やはり先生方も、授業の一環ではあるんですが、なるべく負担の少ないような形で教育委員会と議会と、先ほど最初の答弁で申し上げましたが、そういう一般質問の仕方等も指導しながら持っていければと思います。そのテーマについては、これからまた学校とも調整していきますので、実施要綱の確認をしながらテーマを設けたほうがいいのか、それとも自由にしたほうがいいかは、これからまた検討していきたいと考えております。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) まずテーマと個人が思っているものというのは、全然別物だと思います。縛りがきいてね。そういったものから、やはりどれがいいか今後検討するということで、それは協議してまとめていただきたいと思いますが、ここに本当に生活に向き合って、ひとつ入れてほしいというようなことがあります。子供たちのテーマの中に。それがやはり今後、子供たちが成長していく過程で、地域共同、いろいろな形で芸能でも何でも全部見えていくと思います。団体活動にしてもそうです。そういった中の、何て言うんでしょうか。我慢しないでいいよってただ言いたいんですよ、私は。目いっぱい言いたいことを言ってちょうだい、目いっぱいいろんな形でいろんな方向で、子供視線で話してちょうだいっていうようなことですね、やりたい。まとまった形で、議会みたいに固く固くやるんじゃない、子供たちには子供たちらしさの笑顔があふれて、そこにまた時には困った顔で対応できる子ども議会が必要だというようなことだけは頭に置いて検討していただきたいと思っています。 その中、やはりまだまだ学生の間は、子ども議会の中では中高までというようなことではありますが、やはり進学に向かって、大学まで行っている、もう一般、選挙権も18歳からある。だけど学生は学生、子供ですよね。そういった面で、その辺も今後どうしていくかということですね。親元離れてアパートで自炊しながら学校に行く、また学費をどうにか、生活費をどうにか削っていくために、勉強しに行っているのにバイトしないといけない。これも夜遅くまで。そんな生活環境の中、大学生が苦難に思ったことなど、行政が解決できるか分かりません。だけど聞けるチャンスというのはここにあると思います。そういった形の行動の、その上のランクの大学生なども、夢希望を持って進学したわけですから、そういった方なんかの、免許がまだ取れていないとか、いろんな話があると思います。そういった会もまた開いてもらえないかというような思いです。一般的な感覚では、もう子ども議会ではないだろうというような形かもしれませんが、そういったチャンスをどこに当てるか、なぜ行政、議会の理解をしてもらえるかなど、そういった面の対応は今後どうお考えか、計画等、また今後どうあるのか、ちょっと伺いたいと思っております。 ○議長(石川幹也) 新里教育長。 ◎教育長(新里隆博) 続けて新里文彦議員へお答えいたします。 子ども議会の開催については、やはり子供たちが遠慮なく伸び伸びと意見が言えるような体制をつくってくれということでございますので、その辺はしっかり対応していきたいと考えております。 それから大学生については、これはどういうことができるか分かりませんけれども、そういう意見が話し合えるような場が持てるかなど検討していきたいと思います。今年度においては、コロナの影響ではございますが、学生支援金というふうな、金銭的な支援も行ってきているところがございます。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) ありがとうございます。進学、専門学校、大学等、羽ばたき頑張って行く子供たちにも支援がありました。本当にありがとうございます。そういった中で、やはり支援金とかではなくて、いろんな話を聞ける、いろんな形での、次代からの子供たちの意見を吸い上げられるいい機会の場がひとつほしい。大人だけの世界じゃない、予算だけの世界じゃないというようなことを通して、教育、道徳という意味ですか、得する道を選んでほしい。そういった困ったときには必ず周りが支えられるような状況をつくってほしい。そういったものから一般質問の中に取り入れている子ども議会開催を目指しておりますので、今後もより中身の濃い子ども議会を開催していただければと思っています。ちなみに前回、第1回目、平成28年度にこういった形の資料が、すばらしいものができていました。一人一人の意見、感想をみんな含めて、終わったときのものがみんなありました。そういった形をまた、読み返したら緊張した、2回目の質問は何を言っていいか分からなかったなど、やっぱり子供らしさのところがありました。そういった面から、もうちょっと楽しく、面白く、ユーモアがあって活発的な意見を引き出せるような状況をつくっていただきたいという要望をくんでいただけるということで、この質問は終わります。 2点目です。社会福祉及び計画について、学び教育ですね、私が言いたいのは。なぜ人が本を読んで心に感じたのか、感動したのか。なぜ人が映画を見て、そこに共感したのか、なぜそこで学んだのかなんですよ。先ほど村長も申し上げられていました。金武町で、映画や寸劇等いろいろな形で行ったと。本当に共感できたと思います。しかし村内での開催というのは、まだやっていないんじゃないかと。教育長、昔は社会教育一環の中で中央公民館で映画を開きました。映画を鑑賞しました。あれは社会教育でやっていたんですよね、いろんな形で。しかし、今コロナと福祉、医療全部含めて、人口も増えてきている中で、このアパートの隣に誰が住んでいるか分からない、この一軒家は高齢者夫婦だけ、だけど声がかけられないとかというような、障害を抱えたお父さんお母さんが、下の子供の面倒を見ないといけないけど、この子を病院に連れて行ったら、誰も見る人がいない、預かる人がいない。隣の人さえも分からないのに、周りが声をかけられるわけがない。毎年同じようなことで、孤独死につながっている方もいる。地域の自治の輪をどう広げるかが問題だと思っています。役場だけに任せることではない。地域がどう見るか、自治がどう力をつけるかということです。そこで私が言いたいのは、興行収益とかいろんな形で映画の話が出ます。またベストセラーの小説とかが出ます。本を読むのも上等、映画を観るのも上等、いいことだと思います。だけど一番素直に入っているのは画面と、声と、そのストーリーですよね。自分にもできるんじゃないか、自分が動けばできるんじゃないのというようなことで、社会教育の一環として、なぜ困っている人に声がかけられない、なぜ困っている人に足を止めて手を差し伸べられないというようなことなんですよね。地域自治力をつける。そこには本を読むのは難しい方もいる、小説はね。そうじゃなくて、映画は大人から子供まで、読み取れるものがある、心動かすものがある。それを自分から、じゃあ今後どうしようと考える力にもなるというようなことです。今後、村長も取り入れていかなければいけないというような話はいただいていますが、やはり弱者、また助け合い、お互いの村で隣が分からないなど、こんな話はあってはならないと思います。それはお互いがお互いを助けるためにも、そういった事業をぜひやっていただきたい。村長、もう一度どういうような形でも構いません。やると言っていただければ、私はこの質問は終わりたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 先ほども答弁させていただきましたけれども、映画上映だとか演劇などについては、やはり今議員がおっしゃるような教育について、大変意義の深いものだと思っております。予算の今の状況を見ながらではありますけれども、実施に向けて検討していきたいと思います。また村全体だけでは駄目だよということで議員から今ありましたけれども、ぜひ活用していただきたい予算があります。村の健康づくり事業の予算がありますけれども、各区でなかなか使っていただけていない状況がございます。ですからそういった財源も活用しながら、そういう健康づくりの映画上映とか、村でやる場合にはなかなか足を運べないけれども、部落だったらできるよねとか、そういうことって現実にあると思っているんですよ。ですからお互いでこの辺は連携しながら、実施に向けて、また議員が求めるような、みんなで支え合える体制づくりも含めてやっていけたらと思います。開催に向けては前向きに考えていきたいと思います。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) ありがとうございます。予算の出どころとかも、各区での取組なども今村長に詳しくおっしゃっていただきました。私たちも字に戻ればそういった予算を使いながら、やはり自治の村に、生涯学習というような形でやっていける、また地域の輪、自治の力をつけるというようなことで利用させていただければと思っています。やはり先ほども申し上げましたが、講演などで幾ら学ぼうとしても、やはり専門の方がしか学べない。なぜかなというような理解はするけれども、一般の方はなかなか勉強していないから分からない、ハードルが高いなどいろいろありますので、この面は一度は村全体で音頭を取って、それから地域に下ろして、定着した形をどう字でつくっていくかというような流れを進めていただきたいと思っています。この質問は終わります。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (11時56分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (14時01分) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 先ほど村長、4点の質問に丁寧にお答えいただき、ありがとうございます。利用者まで全体的な把握ができているとは驚きでした。そういった中で、まず本題の質問に入る前に村長、事業者の苦痛の声、叫び声とか、今ある社会福祉協議会の形はどういうふうに村長は捉えていますか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続き新里文彦議員にお答えいたします。 やはり社会福祉協議会が設立された当時と今の状況というのは大きく変わってきたと思います。特に民間事業者がかなり増えてきたということは事実でありまして、以前はそういう民間事業者がない中で社協が担ってきた部分は多々あると思っております。ただ時代の流れの中で、その辺が民間事業者と競合という言い方はしませんけれども、お互い重なり合う部分が出てきたということはあるかと思います。そのあたりについては、やはりそこで勤めている皆さんがいたり様々な状況がありますので、今後関係機関と協議しながら対応していきたいと思っております。ただやはり社協については、今の状態がベストという話ではなくて、まだまだ村としても課題を抱えていると思いますし、我々との連携も、我々側からのアプローチも足りないところもあろうかと思いますので、その辺りはお互い信頼関係の下で話し合いをしながら、今後の福祉事業の充実に向けて取り組んでいければと思っております。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 今後の取組として、方向性を聞きました。それに合わせて質問をしていきたいと思っています。ぜひこの質問が、具体的な形になるようにやっていければと思います。 村長、デイサービス事業で要介護認定者の利用率と、そういった総合事業での数、訪問介護、訪問ヘルプサービスの要介護認定の等級というんですか、数と総合事業ですね、同じような形で。作成する在宅介護のケアマネジャーなどの要介護等級まで含めて、人数と総合の事業の人数まで社会福祉協議会の事業においてどんな形になっているか、お答えください。
    ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 3番 新里文彦議員にお答えします。 村長の答弁にもございましたけれども、各村内介護事業所の細かい数字等については、午前中の一般質問の答弁の中で述べられておりました。現在、宜野座村の高齢者の中で、65歳以上の皆さんは1,500名余りいらっしゃいますけれども、総合相談としてまずうちの包括相談支援センターに、介護の申請ということで相談にいらっしゃいます。その中で申請を上げて、広域連合のほうで審査してもらいますけれども、その中で認定の決定されている皆さんが250名近くいらっしゃいます。ここでまた100%認定されるというわけではないんですけれども、最近は財政の面から見て、広域連合の話なんですけれども、かなり認定率というか、審査も厳しい状況も出てきているようであります。その中で村内で250名近くの皆さんが認定を受けて、それぞれ個人個人に合ったサービスの提供を、村のほうとしては包括支援相談センターのほうでそれぞれ案内しているところです。 社協につきましては、村長のほうで説明がありましたけれども、デイサービスのほうでは登録が61名ということで利用者がいらっしゃいます。また社協のほうでは訪問介護もやっていますけれども、利用者が18名ということで、数字が先ほど説明されております。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 答弁にもありましたようにデイサービス事業とか、先ほども61名、18名というような話を伺っております。その中で、利用者の介護等級ですね、1・2・3・4・5ありますよね。その中の利用者がどの認定にいるのかということを聞きたいんです。それに合わせて個人事業者等の在り方、また社会福祉協議会の在り方等が見えてくるはずなんですよ。その等級の利用者数をお伝え願いたいという思いですので、もう一度答弁をお願いします。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 引き続き3番 新里議員にお答えします。 社協の場合、利用するデイサービスの面でいきますと、村が実施する一般介護予防事業の中で、要支援1、2というランクがあります。こちらの部分につきましては、村が介護に行く前の軽度というか、軽い支援が必要な皆さん、要支援1,2の皆さんも社協のデイサービスを利用なさってもらっています。またそれから要介護の状態になった場合、ランクが1・2・3・4・5と5段階あります。その中で、今ちょっと資料を持ち合わせていないんですけれども、要介護3程度までの利用者が社協の中にも、この60名の登録の中にいらっしゃるということです。なお要介護3の状態からは、特別養護老人ホームにも入所できる要件の介護の重い状態の方が、要介護3から特養にも行けるという状態の皆さんが、今利用なさっているということです。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 要介護3以上から、やっぱりこういった施設を利用するほうがいいんですよね。私の質問は行ったり来たりしますので、まず御理解ください。要支援1、2も福祉協議会のデイサービスを利用していると。包括の事業として今取り入れているデイサービス予防ですね、それも全部社協がやるべきじゃないのか。総合体育館でセラバンドとかいろんな教室をやりますよね、ドームとかでもやりますよね。持ち方はどこがやるべきなのか。その辺も検討されているか。地域福祉協議会というのと包括支援センターというのと、どこが本当の事業をやっていくべきなのかというような考えがあるんですよ。前回にも申し上げました。包括支援センターは社協施設内に置くべきではないかという話も求めていましたので。どこが事業をするのか。ここであれやって、こっちであっちで、どんなこんなというようなことなのか。何か整合性がないと思うんですよ。それに併せて介護の認定度で、要介護1についてはこの介護料は幾らずつ変わっていくのか。この辺まで教えてもらえますか。要介護1から5まで。利用権設定においての、福祉協議会での収める率をどう見るかというようなことですので、ぜひ答弁よろしくお願いします。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 引き続きお答えします。 今、村では介護予防事業につきましては、介護予防日常生活支援総合事業ということで、その中の一環として要支援1の皆さんを含めて健康づくり、予防や教室を通してやっています。場所については、やはり本来は地域福祉センター内で、福祉ですのでそちらで開催できたらいいんですけれども、ただデイサービスの利用者の皆さんが毎日利用している関係もあって、村は社会体育施設を利用したりして、今介護予防事業は、セラバンドもそうなんですけれども、そういった施設を使わせていただいて利用している状況もあります。 先ほどデイサービスの利用料ということでありましたけれども、社協の場合は通所系サービスなので、介護度によっても違うんですけれども、1日当たりの利用料、基本1割から3割負担になるんですけれども、要介護1で1割で月利用が6,450円、要介護2で基本7,610円、要介護3で8,830円ということで、1割から3割の負担で、それぞれ個別のサービスもあるんですけれども、機能訓練や入浴、栄養改善、口腔ケアとかそういった部分を、いろいろ加算とかがありますので、それぞれ個人個人利用料は違うんですけれども、1割から3割の負担で利用されているということです。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 了解しました。そういった中で、約200名余りこの施設を利用されているという中で、本当に地域福祉協議会というのは何なのかということなんですよ。もっとやるべきことがあるんじゃないのと。じゃあなぜこの施設は、社会福祉協議会一般社団法人の建物ですか、ここはどこの建物ですか。なぜ村の事業はほかに回ればいいとかという話なんですか。選ばれし61名という形で、ほかに利用している方なんかは、一般に利用している方が200名で、残った1,300名、福祉コミュニティー、村づくり村民会議の中でも地域コミュニティーの場所がほしいと、コーヒーが飲める場所、会話ができる場所、こんなのがほしいということを受け入れた発表会もみんなありましたよね。それをどこでやるんですか、これ。社会福祉協議会にはコミュニティーのスペースがあるでしょう、畳間とか。それを勝手に改造して、介護施設だけの事業が地域福祉協議会の内容になっているんですか。課長、この辺どう思いますか。 ○議長(石川幹也) 平田健康福祉課長。 ◎健康福祉課長(平田義史) 引き続き新里議員にお答えします。 宜野座村地域福祉センターは平成4年に開所されているはずですけれども、その当時は指定管理ということで、村の地域福祉センターですので、対象は全村民が対象になりますので、その利用については村民が広く利用できるという施設になっています。設立当初、協議会が指定管理で事務局として入ってもらいましたけれども、当初高齢者の皆さんのデイサービスの事業が行われていない状況がありました。それをまず社協に担ってもらうということで、そのときの予算の措置も、措置費という形で国、県、村の補助金も入れて、措置費という形でデイサービスをやってもらった経緯があります。その後、元気な高齢者の皆さんにそちらで日々集まってもらって、いろいろ機能訓練含めて健康づくり、生きがいづくり、そういったところでスタートしていった経緯があります。その後、平成12年に国が介護保険制度を導入した際に、社協も通常の、その時の措置の時代のデイサービスから、介護保険事業、これは民間も参入できる事業となりましたので、そこに移行しております。そこに移行して20年近くなっておりますけれども、その後事業形態は、受託事業や介護報酬制度の中でこの事業が展開されております。ただ利用者は60名近くいらっしゃいますけれども、広く村民に解放された施設であるかというと、それはちょっと考えるところがございます。ただ経緯としてはそういう経緯があって、本当は、適切な地域福祉センターの在り方はどうなのかというのを検討しているところであります。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 地域福祉協議会ですね、それにおいて評議委員が設定されております、19名。定款なんか、また事業運営体系等、みんな評議員でやるんですよね。こういった施設の方向でいいというような協議会になっているのかって不思議でたまりません。なぜ障がい者なんかが主に利用できる、また母子が、DVが、虐待がというような、受入れもできるような状況をつくるのが福祉協議会の在り方ではないかと思っております。今、介護だけに特化して、それで一般事業所と競合、競い合う、利益追求型での介護になっているんですか、村長。福祉協議会になっているんですか。その辺、どういうふうに見ていますか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 先ほど課長のほうからもありましたけれども、やはりこれまでの宜野座村におけるデイサービスなどの事業の経緯というものがあって、今に至っております。本来であれば、都市部では民間事業者が多いということで、社協自体がそういったデイサービスから撤退したというようなことなども、ほかの自治体ではあるようですけれども。やはり本村においては今、社協のほうも雇用してる職員も多々いらっしゃるというような流れの中で、議員の指摘については、大きな課題としてあると思っております。包括支援センターについても、社協のほうが本来であればコーディネーターの役割をして、様々な福祉事業所も活用してということが本来の姿だろうとは思っているんですけれども、やはりなかなか現在、継続しながらやっている事業もありますので、そこを一気に閉めると、閉鎖して皆さんは民間に行きなさいというようなことというのは、なかなかやりづらいということで現在に至っていると思っております。ですから今後、そのあたりも含めて、社協の皆さんと協議しながらどういう対応をしていくかということは、継続しながら対応していきたいと思っているところでございます。 ○議長(石川幹也) 新里文彦議員。 ◆3番(新里文彦) 私も本当はこういった形で質問はしたくなかったんですけれども、ただ社協のことだけの話ではなくて、時代の流れも分かります。私の祖母も社協にお世話になり、お迎えが来たときには喜んで行ったのを覚えています。手遊びとか、そういった中でやはりあのときの社協はものすごくよかったんじゃないか。何かに、新しく参入して、やるべきことをやらなかったつけが今に回っているんじゃないかということなんです。やるべき事業はあったにしろ手をかけない。だけど利益追求型の介護に物すごく力を入れていったがために雇用も増えた、支払も増えた。見る範囲も決まってきた。あとは一般事業所と競争になってきた、それが流れじゃないかと思っています。それは本当に切に直していかないと、福祉協議会なんてただの形だけ、名前、宜野座村社会福祉協議会ですよ。一般社団法人社会福祉協議会ではないんです、宜野座村社会福祉協議会なんです、村も関わっているんですよ、関わりがあるんですよ。なぜここでメスを入れるというよりも、ブレーキがかけられるようなことができないのか。評議員は19名いて、それでいいのか。それを精査しているのか。理事は理事、また事務局は事務局で、お互い切磋琢磨しているとは思うんですけれども、どうにも赤字傾向。どの部分においても、一括清算するからが黒ぎりぎりのラインで乗っかっているのであって、それを一つ一つの事業で見ていったら赤字だらけですよ。赤字とか黒字とかの話でもない、本当は、福祉協議会は。利用しやすい環境、今後の予算の措置の中にも、移動手段とかいろんな、交通弱者とかいろんな形での協議を進める中、重点的になるのは社協だと思いますよ。予算も流す。今、社協を利用している方だけが優先されているのか。社協を利用していない方は、訪問介護も何も希望したらできないのか。認定もらわないといけないとか、いろんな話は分かりますよ。だけど福祉協議だったら、なぜお互いが地域コミュニティーの話でやるべきで、福祉の向上と情報と共同でやるべきだと思っています。 時間がないんですけれども、最後にこの社会福祉協議会自体の中身が全然見えない。改善されているところも分からない。どう始まっていたかも分からない。そういった中で、今後、議員各位の同意を得ながら特別委員会を設けて、実態状況をやっていきたいなという提案を申し上げ、議長もそれにおいて、提案を私のほうから上げますので、検討、お計らいしていただきたいと思い、以上で終わります。 ○議長(石川幹也) これで新里文彦議員の一般質問は終わりました。 暫時休憩します。             (14時23分) 休憩前に引き続き会議を開きます。                      (14時27分) 順次発言を許します。 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ハイタイ、グスーヨーチューウガナビラ。笑って元気だけの眞栄田絵麻ヤイビーン。チューンユタサルグトゥウニゲーサビラ。 さて一般質問の前に所見を述べたいと思います。今日は東日本大震災から10年、改めて犠牲者の御冥福を祈り、御遺族や被災者にお見舞いを申し上げます。10年という月日は節目ではなく、未来の命を守るためにも経験と知恵を次につなげていく社会になってほしいと願っています。被災地の復興を心から願っています。また2020年は新型コロナに明け暮れた一年でしたが、今年も世界の感染拡大はまだ続いており、コロナ禍の長期化で多くの方々が不安定な就労や事業経営、感染への懸念、先が見えない不安と危機感を感じながら生活をしております。それでも地域自治体は前を向いて進んでいかなければなりません。引き続き感染予防策は徹底していかなければならないと思います。アメリカファイザー社のワクチン接種も始まっており、多くの人々が不安なく笑顔に戻れる日を心から願っております。そして當眞村長におきましては3期目の御就任、そして北部市町村会の会長に再任されましたことを、心から改めてお喜び申し上げます。ますます公務もお忙しいとは思いますが、村民の平和と幸せのために北部12市町村の発展のためにもヌチカジリ御尽力くださいますよう御期待申し上げたいと思います。また長きにわたり一生懸命村民のために働き定年退職、それから勧奨退職される二人の職員の皆さんにも、本当に長年の勤務、御苦労さまでしたとお伝えしたいと思います。これからもお二人の御活躍を祈りつつ、いつまでもお元気で第二の人生が充実したものになりますよう心から願っております。 それでは通告に従い一般質問をいたします。まず1点目についてお伺いいたします。男女共同参画社会づくりに向けて、本村の取組についてです。ジェンダー平等は女性だけの問題ではなく人権問題そのものと言われています。女性が働きやすい社会は、男性にとっても、さらには性的少数者と言われる人たちにとっても暮らしやすい社会であるはずです。ジェンダー平等を目指すことは、あらゆる分野での新の男女平等を実現するとともに、さらに進んで男性も女性も多様な性を持つ人も差別なく平等に尊厳を持ち、自らの力を存分に発揮できるようになる社会を目指すことだと思います。1点目、男女共同参画の推進と女性の社会的地位向上といった観点からの村づくり、地域づくりの取組について伺います。2点目、政策・意思決定の場への女性登用の促進として、女性管理職の割合はどうなっているのかお伺いいたします。 次に2点目は、辺野古新基地建設についての問題です。村長の意思確認を伺います。 3点目、村道中原線道路改良工事について質問いたします。現在の進捗状況を伺います。 4点目は、緑化振興会についてです。現状と進捗状況について伺います。 以上の質問に対し、誠心誠意答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 眞栄田絵麻議員の一般質問にお答えする前に、私の再選、そしてまた北部市町村会長就任に対しまして激励の言葉をいただきました。ありがとうございました。引き続き本村の発展のため、また微力でありますけれどもやんばるの発展のためにも力を尽くしていきたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 それではまず1点目の男女共同参画社会づくりに向けて本村の取り組み、その中で男女共同参画の推進と女性の社会的地位向上といった観点からの村づくり、地域づくりの取組についてお答えします。政策や方針決定などへの女性の参画は、社会の構造や仕組みを変えていくことにもつながり、欠くことのできないものと考えております。そのため本村では、平成22年3月に策定いたしました宜野座村男女共同参画推進計画宜野座りっかプランにおいて、女性委員の登用率30%の目標を掲げ、その推進に取り組んでおります。令和2年4月1日現在、本村の女性委員の登用率は19.1%となっております。目標を達成するため、改めて委員の選任方法や会議の持ち方について、各課連携し、検討してまいります。また各区や商工会などの協力を得ながら、様々な分野で活躍する女性人材の情報収集、発掘に努めていきたいと考えております。村における取組といたしましては、平成29年度より全ての職員を対象に、結婚前に築いた信用や評価の基礎となる名前が婚姻後も引き続き使用できる旧姓使用制度を開始し、現在3名の方が使用しています。また学校などにおける男女平等意識の促進や人権教育の一環として、平成30年4月から村内小中学校で男女混合名簿を導入いたしました。「昨年度は男女の役割ってぬーやが」をテーマに、お笑い芸人による人権啓発演劇鑑賞会をがらまんホールで行いました。宜野座中学校の生徒を中心に、約300名が鑑賞し、鑑賞会後に実施したアンケート調査で、人権問題への理解や関心が深まったと90%が回答しております。今後も学校における男女平等意識の促進や、人権教育の推進に努めてまいります。 また2点目の政策意思決定の場への女性登用の促進として、女性管理職の割合はどうなっていますか伺いますとの質問にお答えいたします。令和2年4月1日現在、本村の管理職は14名でございますが、そのうち2名が女性でありまして、割合としまして14.3%でございます。課長補佐につきましては、14名中女性は4名で、割合は28.6%でございます。係長については、14名中女性が9名おりまして、割合としまして64.3%でございます。新年度については、また変更がございますが、現状としましてはそういった状況でございます。 次に、2点目の御質問の辺野古基地問題についてでございます。この問題につきましては、護岸工事の遅延や軟弱地盤の発覚、工事費の増額など様々な課題が出てきている状況でございますが、これまでも申し上げてきましたとおり、私は移設先の首長ではないため、特別の権限を有しておりません。そういう中で、宜野座村の現状を関係者に伝えるとともに、与えられた権限の中で、宜野座村における基地負担軽減を図っていくことが私の仕事だと考えております。そこで私としましては、現在国と県が係争中であり、今後の展開は予断を許さない状況が現在も続いておりますので、これまで同様、国や県などの動向を注視しながら、対応するしかないと考えております。 次に、3点目の村道中原線道路改良工事についてでございますが、その進捗状況でございます。本道路は、現在測量調査業務を終え、国道へ接続するための取付協議を北部国道事務所などと調整中でありまして、今後の実施設計に必要な基本設計を作成中でございます。用地交渉につきましては、現在御同意いただいておりません一部の地主の方々へ、再説明を行うための日程調整中でございます。また地権者や住民の方々への御理解をいただくため作成いたしました本道路の完成図や、音響測定、生物調査、土地鑑定評価業務などは調査終了し、これらの結果も踏まえながらさらなる用地交渉を進める準備を行っているところでございます。今後の予定といたしましては、引き続き住民の理解を得られるよう取り組むとともに、国庫補助金などの予算確保状況に合わせて、実施設計業務や補償費算定業務、文化財調査業務などを進めながら、早期の工事完成を目指していきたいと考えております。 4点目の緑化振興会について、現状と進捗状況についてということの御質問にお答えします。村緑化振興会は、本村における緑化振興の円滑かつ効率的な振興を図ることを目的に、昭和57年度に設立されております。緑化振興会では、当初村の農地に利用する防風林の苗、クロキやフクギ、イスノキ、シャリンバイなどを生産しておりました。昭和60年度頃からツツジやヒカンザクラ、コバナサンダンカなどの苗の生産を始め、また一部公園の管理を緑化振興会で行っており、公園管理などで利用する苗などが生産されております。その後、花木など樹種を増やし、現在50種類ほどの苗がございます。主にコバナサンダンカやツツジ、サガリバナ、クロトンなどがあり、近年は村花でありますツツジをメインにコバナサンダンカなどが多く栽培されておりますが、他の花木なども徐々に増やしていく計画をしているところです。出荷先については、村内の一般村民並びに村内事業所を対象としております。また村内公共施設などに活用する苗については、無料交付申請書を出してもらい無償で提供しております。また村内において農地の基盤整備や公共施設の整備などで利用する場合には調整を行い、販売なども行っております。現在、村では花の村づくり推進協議会において、花いっぱい運動を展開しておりますが、昨年よりオープンガーデンを開催していることから、今後、観光商工課などと連携しながら、苗の種類については検討が必要と考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 誠意ある御答弁ありがとうございました。 1点目の男女共同参画社会づくりに向けての本村の取組について御質問いたします。その前に、最近の新聞ですけれども大変興味深い記事が掲載されておりましたので、ちょっと紹介したいと思います。職場での男性像、それから女性像を探る調査で、ハイディーとハワードという実験がありました。Aグループには女性名詞のハイディーを主語に、Bグループの主語は男性名詞のハワードにして、成功した経営者の文章を読んでもらうというものです。ストーリーは、強烈な個性の持ち主で著名な経営者にも顔が広く、人脈を駆使して成功したという内容です。結果としてハワードのほうが好感度が高く、ハイディーには自己主張が激しく一緒に働きたくないとの印象を抱き、成功する男性の好感度は一番高いんですが、同じ資質でも女性の場合は嫌われる結果となったのです。つまり発信する性別によって、受け手の印象が変わるのは偏見と言えます。例えば女性初の内閣広報官だった山田真貴子氏が、飲み会に断らない女、わきまえない女と話題になりましたが、もし男性広報官が飲み会を断らない男と発言したら、これほど話題になっただろうか。この実験から学ぶことは、嫌われるかもしれないと成功を恐れることではなく、能力ある女性が遠慮せずに自信をもって、そして正しく評価される社会になることが大事ではないかと私は思います。このことで改めて感じた次第です。 では本題に入ります。3月8日は何の日か御存じでしょうか。国際女性デーです。内閣府がまとめた報告書では、沖縄県で女性の管理職がゼロだった自治体は大宜味村、恩納村、東村、伊江村、渡名喜村、北大東村、伊平屋村の8村で、地域によってばらつきも目につきますけれども、南風原町の課長級の割合が30%でトップ、浦添市が22.8%と続いています。政策に多様な視点を反映させる重要性が増す中、最も住民に身近な自治体で、女性の登用が進んでいないことが分かります。政府が最近まで掲げていた指導的地位に占める女性の割合を、20年までに30%とする目標からも程遠い数字です。全国平均11.1%、沖縄県は13.3%、本村は14.3%となっていますが、村長はどのような認識をお持ちでしょうか。 ○議長(石川幹也)  暫時休憩します。             (14時45分) 再開します。               (14時48分) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 本村の状況が、管理職については14.3%ということで答弁させていただきました。県内の状況なども議員のほうから御報告がございましたけれども、やはり新聞などにも少し出ておりましたが、元々その世代というか、管理職に今なる世代、50代とかそういう皆さんの採用自体が少ないというのも一つの要因かとも思います。また過去には本村においても、課長になれるぐらいの力のある女性職員もたくさんいたと伺っておりますけれども、やはり時代と言いましょうか、時代背景も一つの要因だろうと思いますが、辞退されたというか、推薦を挙げようとしてもなかなか固辞されてやらなかったというようなことも聞いております。ただ私としましては、やはり女性の視点も必要だということがありまして、就任して本村初の女性の管理職も誕生しましたし、今の補佐級、そして係長級なども含めて、多くの女性が頑張っておりますので、女性だけではなくて男性と共に切磋琢磨しながら、この村のために頑張ってほしいと。またそういう人材を登用していきたいと思っております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 今、村長のほうから答弁がありましたように、今、宜野座村は管理職が14名中女性はたったの2名。もちろん女性が少ないというのもあるとは思うのですが、課長補佐が先ほどの答弁で14名中女性は4名、そして係長が14名中女性が9名と、この9名というのはすごいですね。これから管理職になっていく9名だろうと私は期待しております。平成22年3月に策定した宜野座村男女共同参画推進計画宜野座りっかプランでは、女性委員の登用率30%の目標に対し、令和2年登用率16.7%、その目標にほど遠いのはどういった原因があると村長は認識していますでしょうか。 ○議長(石川幹也) 下里総務課長。 ◎総務課長(下里哲之) 6番 眞栄田絵麻議員にお答えいたします。 現在、先ほど議員がおっしゃいました登用率につきましては、令和2年4月1日現在で19.1%ということでございます。16.7%につきましては、令和元年4月1日の数字でございます。訂正いたします。 それで現在、この地方自治法第202条の3に基づく審議会等が今回この登用率の対象になっておりまして、宜野座村におきましてはこの地方自治法に基づく審議会等が11審議会ございます。まず市町村防災会議ということでございまして、この中には女性委員が含まれておりません。それから国民健康保険協議会が6名の委員のうち1名、それから公民館運営審議会が6名の委員のうち3名が女性、それから公民館協議会が7名の委員のうち4名が女性ということで、それから地方文化財保護審議会5名のうち女性がゼロ名、それから博物館協議会で7名の委員のうち3名が女性、それから宜野座村情報公開及び個人情報保護審査会で3名のうち1名が女性ということで、宜野座村赤土等流出防止対策協議会が13名のうち1名、それから村学習塾運営協議会が8名のうち1名、学校給食共同調理場運営委員会の9名のうち4名が女性、それから宜野座村農業集落排水施設維持管理協議会が10名のうちゼロ名ということで、合計19.1%の登用率ということになっております。中身を確認してみますと、女性が入りやすい委員会と、ちょっと技術的なものとか、いろいろ難しいものがありまして、なかなかお願いしても引き受けてくれない委員会ということで、そちらの割合の中で19.1%にとどまっているということが見受けられますので、今後も引き続き委員を任命する際にはここら辺も意識して、少しでも上げていくような形で全庁的に取り組んでいきたいということで考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ただいまの答弁で、内容的にはよく分かりました。合計で19.1%ということで、まだまだ女性管理職、それから推進委員の皆さんがどんどん人材育成の一環として、皆さんが参加してもらえるような、推進していくような方法を取っていただきたいと思います。やはりどうしても管理職というのは、今ではもう企業でもそれから国でも、本当に推進していくということで、いろんな問題が起きて、それを察知して力を入れていくということなんではありますが、宜野座村の私から考えるには、どういった原因があるだろうと私なりに考えたところ、やはり子育てとか、それから家庭の事情で、先ほども話がありましたけれども、断られる理由があるんじゃないかということと、それから採用時期における男女比が、私は特に問題ではないかと思っています。そして管理職に次ぐポジションが少ない。そして業務内容から負担が大きい、昇進にとても消極的、これは大先輩たちに結構多かったようです。そして適材適所で片づけるのは、必ずしも的を得てないような気がします。そもそも候補となるための経験やそれからチャンスを、男性と同じように与えてきたのかと私、疑問に思います。昇進にしり込みするのは、やはり家事や育児の負担がまだまだ女性だけに偏っている現状。それから残業を前提とした長時間の労働の問題も考えられるのではないのかと思います。同じ業務内容でも、男性より女性に負担が大きく感じられる理由や、昇進への意欲をそいでいる要因もあるのではないかと。私が考えるに、職場内の偏見や家庭内の過重負担などが背景にあるのではないかと推測もしますけれども、しかし職場での男女の待遇について、県民意識調査で調べた結果、なんと平等と答えた人はおよそ5割程度だったそうです。ということで村長、今私が、これはあくまでも私の少ない理由を挙げていますけれども、村長としてはどのようなお考えでしょうか。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 幾つか例を挙げられましたので、全てにはお答え、ちょっとメモが間に合わなかったものですから全てお答えできないんですが、そのうちで私に直接関係するのは、採用時の男女比が違うのではないかというようなお話がありました。村においては、やはりどうしてもハード部門、ソフト部門というものがありまして、ハードだから男じゃないといけないということではないんですけれども、やはり台風だとか、元々希望する人が少ない、これは進学に関してもそういう傾向があるかと思いますけれども、そういう状況の中で、やはりハードについては男性職員が多く就くと、希望するという流れがございます。そういう中で、就任して以来、男女比については男性が21名採用しています。これは平成26年から令和3年度予定している皆さんまで入れますと、男性を21名採用、女性については16名採用しています。女性の比率にすれば43.2%ということで、年によっては女性の方が多いときもございます。ですから私としては、やはり必要な、優秀な人材を、なるべく役場の中で必要な人材をということで採用してきていますので、男女比というのはそんなに大きくないのではないかと思っています。また子育ての話がありましたけれども、私も自称育メンで通していますので、家庭のいろいろなスタイルはそれぞれ夫婦で決めているかと思いますのでそこまで言及しませんが、今の若い世代の話を聞くと、やはり結構家事や育児などに関わっているというのは多く聞こえますので、その辺りは過去にはいろんな流れはあるかもしれませんが、今後は、若い世代についてはそのあたりの負担というのは大きくないのではないかと思ったりもします。また一方で、役場においては業務においてどうしても残業が多いポジション、これは例えば企画課とかになりますと国とのやり取りだとか、どうしてもそういう相手方がいて残業しないといけないポジション、またハード畑についても年度末など工事が多いところはやらないといけない。また健康福祉課など相談業務などが日常あってというようなところとか、ほかにもありはしますけれども、たくさんあるんですけれども、そういった残業が多いポジションについては、やはり眞栄田議員がおっしゃられた家庭の事情などもあって、なかなか女性が希望しないというようなところも出たりしているかというところはあります。ただやはりなるべくそういった中で、バランスを取りながら適材適所の人事というものを心がけながら今行っているところでございます。また質問にお答えしたいと思います。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 検討する余地はありますね、たくさんの課題があります。 さて南風原町の赤嶺町長の話によりますと、この女性たちが一番多かった30%というすごい数字を出しているんですけれども、実力本位で選んだ女性が一番多かったそうです。実力本位です。つまり正規職員の男女比がほぼ半々で、女性が活躍する土台がしっかりと成り立っていたということになります。また全国一の鳥取県は、20年前から県知事が女性の登用にとても積極的で、その結果、女性の視点を生かして、働く幹部が次々と誕生したそうです。その件もありましてまだまだ、村長も努力していると私は理解しておりますので、これからもどんどん女性をうまく登用していただいて、そして実力主義も大事、それから適材適所も大事、そういったいろんな問題からクリアして、女性を押し上げていただきますようお願い申し上げたいと思います。社会の仕組みをつくり運営していく政治、それから行政が、男性が中心のままでは男性優位の社会構造が維持されやすいと私は思います。ですから行政分野での女性の視点は重要になってきており、自治体における男女の格差の解消にはもちろん社会全体の意識改革も必要ですが、意思決定の場で多数を占める男性の皆さんが、まず格差のある現実を認め向き合う必要があり、もっと努力すべきではないでしょうか。今後の本村の課題を最後に伺いたいと思います。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 本村の課題というか現状についてお答えさせていただければと思いますが、本村における政策決定については、三役我々含めて管理職だけでこう様々なものを取決めしているわけではございません。やはり難しい問題、また村としての方向性だとか、そういったものを決める際には担当職員も管理職も同席しながら、お互いどう思うのかというようなことも含めながら協議しております。最終的には行政会議などに諮って決めておりますので、その個別の案件については、それぞれの課の担当職員なども一緒に、女性職員も一緒に入って協議などを行ってきておりますので、そういう意味では管理職としては今14名中2人ということでありますけれども、政策決定についてはその担当職員、女性の職員のみならずですけれども、全ての職員がそういう部分に関わりながら一緒に意見を聞いて判断しているところでございます。そういう意味では、全庁的に取り組んでいるということで御理解いただければと思います。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 理解したいと思います。ぜひ頑張っていただきたいと思います。行政機関がやはり率先して、長年続く不公平なこの仕組みを認識して、組織の中核を担う部署とか、それから女性の少ない部署での女性の配属や登用を進め、そして組織構造を変えて公平、公正、平等に、女性の力がもっと生かせるような社会になるよう、また私は願って今後とも宜野座村の村営運営に村長の力を私は期待したいと思います。以上をもってこの質問は終わります。 次に2点目の辺野古問題について御質問いたします。20年余りの時間が流れても、辺野古の問題はますます混迷を深めるばかりです。辺野古埋立ての賛否を問う県民投票から2年がたちました。平成31年2月24日、7割以上が反対に投じ、沖縄の民意は一つの争点で反対が明らかになったことは、私たち県民が参加してつくった運動として大変大きいと思います。県民投票の結果が示されても、辺野古移設が唯一の論拠が崩壊しても、一日も早い危険性の除去が12年も先になる事実が明らかになっても、コロナ禍の下、莫大な税金を投入して基地建設に執着し、説明責任も果たさず埋立工事を強行続けています。また辺野古埋立てに使用する土砂を、戦没者遺骨が眠る本島南部から採取する計画もあり、その計画の断念を求める沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅さん、3月1日から6日まで那覇市の県民広場でハンガーストライキを始めました。今でも激戦地だった南部では遺骨が見つかっており、政府がしようとしているのは戦没者遺族の気持ちを裏切り、非人道的な行為だと思います。どこまで県民の心に傷をつけたら気が済むのでしょう。本当に悲しい気持ちでいっぱいです。そのことについて、村長の見解をお伺いいたします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えいたします。 以前にも同様の質問がございましたのでお答えさせていただきましたけれども、やはりこの戦争で亡くなられた皆様の遺骨があるということで、やはり本来戻るべき場所というか、遺族の皆様にきちんと国の責任で返していく、戻していくということが必要だろうと思っております。今、採石場のお話がございましたけれども、やはりそういった土砂は使用するのは人道的にどうなのかと個人的には考えております。またこのことについても、そういう可能性のある採石場からの土砂の採取というのは、これは辺野古だけに限らずですけれども、ほかの埋立工事や建設工事も含めてですけれども、そういったものは使うべきではないと個人的に考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 個人的に答弁していただきましたけれども、やはり同じ気持ちだと、これはウチーナンチュヌククルですね、とても大事なことだと私は思います。 さて今年は衆議院解散総選挙がありますが、村長は、これまで辺野古を容認する候補者を指示してきたと私は認識しております。3期目に立候補した村長は、令和2年10月号発行の村政報告として、各家庭に配布されたチラシに、普天間飛行場の辺野古移設は県外、国外移設を望むと軟化しています。なぜなら1期目のチラシにはオスプレイの配備に反対し、普天間飛行場の移設問題については県外、国外移設を求めますと明確に反対する姿勢がうかがえる経緯があるからです。しかし令和3年度の平和で安全安心な村づくりについての施政方針では、県と国の動向を注視していきたいと述べています。こういうことから、村長の公約に対しての行動の伴わない姿勢をどのように受け止めていいのか、正直私には今までの村長の基本姿勢が分かりません。村長の見解をお伺いいたします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 やはり1期目の最初の選挙のときと、その後の行動を含めいかがなものかと、公約に対して行動が伴わないんじゃないかという御指摘がございましたけれども、以前からこの話は答弁させていただいておりますけれども、やはり県の埋立承認や、また様々な選挙結果、それを踏まえての国の行動、また県、そういった要因がいろいろと変化する中で、以前から申し上げていますとおり、やはり権限を有していないというのも事実でございますので、そういう中でやはり現状に合わせながら村の課題をどう解決するかということに向き合っていくということが村長の仕事だと思っております。行動していないということでありましたけれども、決してそういうことではなくて、やはり軍転協の話だとか三連協の話も、三連協はちょっと辺野古の話とは違いますね。軍転協などについても県外、県内要請など知事と同行したり、私が団長になったりという形で要請行動を行っておりまして、行動が伴わないという指摘は、私は合わないと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 何度も何度も同じ答弁をいただきました。私が今聞きたいのは、普天間飛行場の辺野古移設、県外移設、国外移設を望むという、これ覚えていらっしゃると思います村長、このチラシは覚えていらっしゃると思います。これは最近ですよね、村長の3期目のチラシですよ、これは広報ですね。村政の報告として配布したものです。ここで私が言いたいのは、村長はこれでは望む、それから1期目はちゃんと反対する姿勢を、ちゃんと反対しますということで、私ちゃんと持っているんですよね。オスプレイの配備に反対し、普天間飛行場の移設問題については県外、国外移設を求めますと言っています。求めます、これは望むと言っているんですね。私は、言葉の違いかもしれませんけれども、捉え方かもしれませんけれども、しかし公約の中には、昨日の施政方針の中では、そういうのはうたわれていません。ただ国の動向を見て、県と国との動向を注視しますということしか書いていないんです。その3つの違いって、村長のこの本当の本音というんですか、この気持ちがまだ私、理解できないものですから、それをちょっと聞きたいんですよ。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 1期目の選挙に出るときの社会情勢を見たときには、まだ沖縄県も埋立承認が行われていないというような状況で、工事にも着手していない、そういった状況があったかと思います。当時の3名の公認候補者、全て辺野古反対ということを明記しながら戦いましたけれども、そこは当時は争点となっていなかったかもしれません、状況的にはですね。ただ私が就任して後に、沖縄県のほうが埋立承認をした。その後、実際に工事が着手され、埋立てが進んできた。そういった様々な状況がございます。また国と県がいろいろと裁判などを行っていますけれども、和解なども含めてですが、やはり県のほうが敗訴している事案も多くあります。そういう中で、やはり私としては、この辺野古移設については県外、国外移設のほうを望んでいるというのは以前から統一していますので、そういうことでありまして、ただ施政方針については、その状況を記載したということでありまして、国や県の動向も見ながら対応しないといけない。そういう中で、私は辺野古移設については、普天間代替施設の移設先については県外、国外を望んでいますということは国の皆さんにもお伝えしているところでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) もう一貫性がちょっとないものですから、私からしてみれば、このチラシというのは選挙のための戦略なのかなって、悪いほうに考えたんです。ですからそれを見た村民の皆さんは、ああ村長は県外、国外を望んでいるんだなということを知らしめるために、そういうふうにして書いたのかなって思ったりもするわけです。だから一貫性がないものですから、どうしても村長のこの指針というんですか、方針というんですか、ちょっと信じられないところがあるなと思いまして、再び確認をしたわけです。 では最後に、宜野座村民の生命財産を守り、そして被害を被る松田区民が安心して暮らせるために、今後はどのような行動で辺野古問題に取り組んでいくのか、もう一度お伺いいたします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 今、松田区民限定のお話でしたけれども、松田区民以外にも影響を受けると思っておりまして、以前から申し上げておりますとおり辺野古移設が実現すれば、やはり宜野座村にとっては大きな影響が来ると認識しています。そういう中で、やはり以前より繰り返し申し上げておりますけれども、やはり今の宜野座村の置かれた状況の中で、村としてどういうふうなことをしていくかということをやっていかないと、そういうふうな行動をしていかなければいけないと私は考えております。様々個人的な思いはありますけれども、ただ行政を預かる長としては、その置かれた現状の中で、やはり村民の様々な、基地問題以外の問題も多々ありますので、その問題をどうクリアしていくか、そういったことについては、予算の獲得なり権限をこっちに持ってきたり様々あるんですけれども、そういったことをしていかなければならないというのも事実ですので、ですからこの宜野座村が置かれた状況を関係者に伝えながら、思いを伝えながら本村における負担軽減に取り組んでいきたいと思っています。宜野座村においては、ヒーピー浜の一部提供水域の解除だとか、漢那ダムの湖面の部分の返還などというのも求めておりますし、それは宜野座村が置かれている状況ですので、私のほうから直接関係者に申し上げていますけれども、やはり辺野古の問題についてはあくまでも近隣自治体の長でありまして、当事者ではないというのも、行政の現状としてはありますので、その中で対応していかざるを得ないと考えております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 行政の長として、いろいろな方向から課題に取り組んでいかなくちゃいけないというのはよく分かります。しかし宜野座村は、私は先ほど松田区と言いましたけれども、やはり一番近いのは松田区ですから、やはり村民全体に今後とも、第一に村民に寄り添って、そして政策を全うしていただきたいというのが私の願いです。ですから安心安全で暮らせる宜野座村のために、ぜひ県ももう一度考えていただいて、頑張っていただきたいと思っております。以上、この件については質問を終わります。 次は3点目の村道中原線改良工事について質問いたします。現在の進捗状況としては、測量調査業務と基本設計業務終了、そして国道へ接続するための協議を調整中とか、それから土地鑑定評価業務と音響測定業務は終了しているという答弁でしたけれども、それで理解してよろしいですか。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) 6番 眞栄田絵麻議員にお答えいたします。 そのとおりでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) よく分かりました。私が一番懸念していることは、環境調査と、そこに緑もありますから生物調査、それから騒音の調査などですが、その予測結果というのは出ているんですか。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) 出ております。 続けてお答えします。一般財団法人の沖縄環境科学センターというところに、令和2年7月13日から12月25日までの間、委託業務を行いまして、交通量調査につきましては10月13日の午前8時から翌日朝8時までの24時間調査、そして植物調査につきましては10月26日に植物調査を行いました。 続きまして結果につきましては、まず現況調査でございますけれども、調査場所が宜野座高校のプールに下りる入り口と今回の中原線が取り付く国道の歩道の2か所で音響測定を行っております。結果としましては、道路交通騒音に係る環境基準が昼間が70デシベル以下、夜間が65デシベル以下となっておりまして、まず1の国道側につきましては昼間が67デシベル、夜間が59デシベル。70デシベルの基準に対して67デシベル、65デシベルの基準に対して59デシベルです。そして宜野座高校のプール側につきましては65デシベルの基準に対しまして昼間が53デシベル、夜間が60デシベルの基準に対しまして37デシベルという現状の結果が出ております。交通量につきましては、国道側が1万854台、この日に通過しております。中原線側が376台通過しております。 これらを基に予測の結果が出ております。まず1パターン、2パターン、3パターンありまして、1パターンにつきましては中原線の今回の設計スピードが20キロとなっておりますので、この20キロで通ったときに、この予測通過、車の量がどうなるかというのをまず1パターンやっております。これが昼間で基準値が65デシベルに対して昼間で49デシベル、夜間で60デシベルに対して33デシベル。2番目のパターンが、設計スピード20キロでございますが、30キロで車が通過したときにどうなるかというのを予測しております。先ほど申し上げました昼間が65デシベルに対して52デシベル、夜間が60デシベルに対して37デシベル。そして3パータン目が、これは国道からの音も入るものとして考えたときにどうなるかというのを3パターン目に出しております。これが昼間65デシベルに対して60デシベル、夜間60デシベルに対して49デシベルという結果になっておりまして、いずれも今のところ評価は問題ないということになっております。この評価地点につきましては、以前から懸念のありました、音がちょっとうるさいんじゃないかとありました隣接地主のお家の付近での予測結果という結果が出ております。 それと環境生物調査につきましては、10月26日に行いまして、環境省のレッドリスト2020年版、それと沖縄県伝統データブック2018年版に指定される貴重な種及び群落は確認されなかったという結果になっております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 今の答弁の中では、問題はないと、それから環境調査については確認されなかったということで理解してよろしいでしょうか。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) はい、そのとおりでございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 県とはいろいろと御相談もしながら事業を進めていると理解しておりますけれども、ことによってはですよ、変更や工事のストップの可能性もあるのでしょうか。もしそういう事態になったら、どんな損失があるのか。答えられる部分で結構です。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) 続けてお答えします。 現在のところは、ストップとかそういうことは考えておりませんが、もしストップになった場合には、今まで使った経費の返還がまず生じてまいります。これがこの新中原部分だけなのか、南中原、北中原部分まで遡って返すのか、その辺は定かではありません。 それと建設課はこの後、この中原線が完結した後に、今度は漢那のほうに避難道路としての高規格道路を企画しております。ですから中原線を止めて、漢那のほうを先にということは県のほうも認めないと思われます。それと今後は漢那のほうをやるときに、地主の100%の同意書を持ってこいというノルマが課せられる可能性があります。そういうリスクがですね。そういうことを懸念しております。さらにまた漢那の高規格道路の避難道路を造った後に、平成18年頃に宜野座区から要望のありました長原線の改良を一緒にしながら、この中原線とサー原線、福地川を架橋で結んだ、そういう計画も建設課のほうではやっておりまして、そういう長期事案にも少し影響が出てくるんじゃないかというのを懸念しているところです。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) ハードの部分で、私もちょっと理解に苦しむところがあるんですけれども、一応リスクがあるということで理解いたします。この事業の責任は、関わった宜野座区行政委員、それから村の行政委員、村議会にあると私は認識しております。これは全体の責任だと思っております。住民の理解を得られるように共通認識で取り組んでいかなければならない事業だと私は思います。村長は、今後この事業をどのように取り組んでいくつもりなのか、御答弁お願いいたします。 ○議長(石川幹也) 當眞村長。 ◎村長(當眞淳) 引き続きお答えします。 今、建設課長のほうからいろいろリスクについても話がありましたけれども、やはりまた村としてはいろいろ県と協議しながら、万が一そういった例えば事業中止ということになった場合にはやはりそういった問題が起きないようなことは、協議をしていかなければならないのではないかと思っております。ただやはり村としていろいろ事業として計画してきた経緯もありますので、事業としては進めていきたいという思いもございます。ただ一方で、関係地主がいらっしゃいます。それぞれ個人の財産でございますので、それを強制的に行政のほうが代執行みたいなことというのは避けるべきではないかと個人的には思っておりますので、そういう意味ではその地主含めて先ほど議員からもありましたとおり、関係者の理解を得られるように努力していきたいと。そういうことで、様々なデータだとか、完成予想図だとか、そういったものを担当課でつくってきたという経緯がございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 時間のかかる事業だとは思います。 最後に、今後の課題も聞きたいと思いますが、建設課の担当者は何名でやっているんでしょうか。 ○議長(石川幹也) 河上建設課長。 ◎建設課長(河上正秀) 続けてお答えします。 担当の職員1名と、これを補助する嘱託の任用職員、技術職でございますが1名、そして担当する課長補佐、そして私、4名でございます。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 4名が多いのか少ないのか、私ではちょっと理解できませんけれども、ただ4名で今一生懸命頑張っているということは理解いたします。ただやはり大変な事業ですので、私といたしましては、何度も申し上げましたとおりとにかく一にも二にも、大事なことは心に濁りを持たずに誠心誠意地主や、地権者や関係者の方々に対して理解するまで、納得していただけるまで一生懸命取り組んでいくことではないかと思います。ですから皆さん、建設課の皆さんもどうか一生懸命頑張っていただきたいと思います。これでこの件の質問は終わります。2分しかありませんが、急いでまいります。 次は4点目の緑化振興会について質問いたします。昭和57年に設立して現在に至っているという現状ですけれども、50種類の苗があるという答弁でしたが、この50種類の出荷先をもう少し具体的に御説明お願いいたします。 ○議長(石川幹也) 石川産業振興課長。 ◎産業振興課長(石川岩夫) 6番 眞栄田絵麻議員にお答えいたします。 先ほど村長のほうが答弁されたように、基本的には緑化振興会の苗は村内の出荷となっております。村内でも家庭、それと事業所関連をメインに出しておりますが、先ほど話があったように土地改良事業とかがあった場合とか、公共事業があった場合は村の苗を利用していただきたいというのもありますので、その辺は調整して利用していただいております。またそれ以外にも公共施設、各区事務所とか、そういうところが利用する場合は無償で苗の提供をしております。それが今の現状となっております。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 時間がありませんけれども、褒めたいと思います。これは広報紙ですね、こんなにすばらしい広報紙に載せて、結構たくさんの皆さんにお買い求めいただいたということで、ツツジですね、そういうことで私も大変喜んでおります。その点について、少し補足をお願いできませんでしょうか。 ○議長(石川幹也) 石川産業振興課長。 ◎産業振興課長(石川岩夫) 引き続きお答えいたします。 緑化振興会の総会をやった段階でいろいろ指摘があります。昨年もありましたが、やはりもっとPRしてほしいというのがありましたので、広報紙の配布の枚数を増やしたり、あと村の広報誌にも載せたりですね、チラシを配ったり広報紙に載せたり。各区に足を運んでもらって、担当のほうからこんな苗がありますよということでPRしたりしてやっております。また今、緑化振興会で働いている方々も頑張って、特にツツジなんですが、花の咲いた時期に役場の正面とかカウンターのところに配置してPRしたり、そういうことをすることで、村民に利用していただいているのかと思っています。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) 本当にツツジは、宜野座の村花ですので、大いに多くの皆さんに、庭にでもいっぱい植えていただきたいと希望いたしたいと思います。 ちょっと提案ですけれども、1つだけ。苗を買ってもらうついでに、そこで調合した土を売ることはできないんでしょうか。 ○議長(石川幹也) 石川産業振興課長。 ◎産業振興課長(石川岩夫) 引き続きお答えいたします。 緑化振興会でも結構な量の土を利用しています。その中で、販売とかは結構厳しいのかと考えております。ただ花を観光拠点施設等が利用するとか、公共のときには、少し活用できる範囲内だったら大丈夫かと、この辺りは調整しながらやっております。ただ実際につくったものを直接売るというのは、今のところございません。 ○議長(石川幹也) 眞栄田絵麻議員。 ◆6番(眞栄田絵麻) もっとたくさん聞きたいんですけれども。6月の定例会で再び質問をさせていただきますので、これで私の一般質問を終わらせていただきます。頑張ってください。ありがとうございました。 ○議長(石川幹也) これで眞栄田絵麻議員の一般質問は終わりました。 これで、本日の一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は終了しました。 本日は、これで散会します。(15時36分)...